「魂の傀儡」

煩先生

 

責任の鞭が

猛る都会で

君は苛烈に

有毒を孕む


醜い使命は

小銭で燈り

若い時間を

贅沢に葬る


暗鬱の蓋が

迫る白紙で

僕は一途に

亡骸を築く


幼い夢想は

言葉で縛り

弱い奇蹟を

切実に模る

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

「魂の傀儡」 煩先生 @wazurai

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ