あまごい
あの夏を
思い出す夏 加持祈祷
ドヴォルザークの遠い夢
記憶の破片が跳ね返す
光で照らした今が暑い
うつらうつらと僕はする
へつらい顔のふつつか者の
ヘリクツ聞きつつつつがなく
夏雨を待ち待ちくたびれくたびれ果てて
手付かずの詩篇に筆をとる
するとシロツメクサの失礼出土し
空吹く風にもくじけた雉を
落ち着け落ち着け やり過ごしてきた
アジサイはとおに枯れ
彼の庭では名も知らない
赤い花が花ひらき
記憶の破片が昼にひらめいている
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