顔
鏡に映す顔は反転
鉄板が侵す通夜にみかんの倫理は割れ
やつら素顔に仮面を被せ
瑪瑙の夜を懐かしむ
傾ぐ夏 疲れたみかん
ゆだる庭の安穏の
呑気な天気と人気の通り
魔がさしてステイ
曲がった鉄砲玉
磨いた白夜 廃れた瞼
まばゆい眉毛 また磨いた白夜
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