軽率な警笛

言葉を流して

来歴掴みながら

眺め渡せば

ばかばかしい

しかめっ面の

ノラネコらの寝返りが

ガリラヤへ出航している

ゆるゆる

イルミネーションが流れている

イミテーションの星が横に落ちていく

幾つもの雪積もり行き詰まったマンタの

頼み呑む蚤の身にもなって

担った鳴るノスタルジア

アジアのナーガアルジュナなんて

南天の葉陰に天然痘を患って

転院転院 陸の

突端まできて汽笛的満点の曇天

天丼の泥炭

蹄鉄に似て通天閣の

格納庫に仕舞った効能書きが

飢餓に効くと読経しては

忘れていく成層圏へなげた憲兵

禿げあたまをペンペンしてペシミスムに落ち

超ひも揺れてる照ってるルンペンに

ボールペンで読点つける付け焼き刃

バツをつけ知覚した

この文章はダメだ

だいぶダメだ目立たせず

晒せ競り上がって来た帰宅に呑まれていけ

軽率な警笛

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