第14話「かいそう」
[朝]
ニホンオオカミ「ふぁーぁ、今日もよく寝たぁ」
ミナミコアリクイ「Zzz…Zzz…」
[ツリーハウスの窓に腕を組んで空を見上げる]
ニホンオオカミ「……みんなはげんきにしているのかなぁ……」
ニホンオオカミ「…しっかし、澄んだ青空だなぁ…まるで春のようだなぁ…」
ミナミコアリクイ「……むにゃむにゃ……おはよぉー」
ニホンオオカミ「ん?おはよう、ミナミコアリクイちゃん」
ミナミコアリクイ「何してるの?」
ニホンオオカミ「考え事さ」
ミナミコアリクイ「どんな?」
ニホンオオカミ「んー、秘密」
ミナミコアリクイ「えぇー」
[朝食後……]
ニホンオオカミ「この家ってさ、何かと不便だよね」
ミナミコアリクイ「と言うと?」
ニホンオオカミ「夜は真っ暗だしさ、風は中に吹き込んでくるしさ、なんかさ、もうちょっと便利にならないかなーって」
ミナミコアリクイ「ふぅーん、そう言えば博士達は『夜は電球を使えば明るいのですよ』と言ってたような…」
ニホンオオカミ「電球ねぇ、いいかもだけど発電する道具がないなぁ」
ミナミコアリクイ「はつでん?なあにそれ」
ニホンオオカミ「んー、なんて言うか…電気と言うものをとるための…装置だね、実際わたしも良くは分からないや!」
ミナミコアリクイ「とにかく、はつでん?というのができるそうち?を探せばいいんだね」
ニホンオオカミ「そーゆーことになるね、じゃあミナミコアリクイちゃんの列車で探しに行こうよ!」
ミナミコアリクイ「う、うん、わかった。」
[列車内]
ミナミコアリクイ「どこに行けばいいと思う?」
ニホンオオカミ「そうだね、とにかく山よりも奥に行こうよ」
ミナミコアリクイ「うん」
[分岐点(雪山又は???)]
ニホンオオカミ「ういショット」
[分岐を切り替える]
ミナミコアリクイ「じゃあ発車するよー」
ニホンオオカミ「ほいほーい[飛び乗る]」
[█か█く駅(文字がかすれて読めない)]
ニホンオオカミ「うわぁ、ここは廃墟ビルが多いなぁ」
ミナミコアリクイ「うわぁぁ」
ニホンオオカミ「んーじゃあまずは発電するための太陽光パネルを探そうかな」
[廃墟街を散策中………]
ニホンオオカミ「んー、これは割れてて無理だな…」
ミナミコアリクイ「んー、これは?」
ニホンオオカミ「それは使えそうだね…ヒョイっと(持ち上げる)」
ミナミコアリクイ「戻るの?」
ニホンオオカミ「うん。」
[駅まで帰る途中]
ニホンオオカミ「ん?なんだかやな予感が………」
ミナミコアリクイ「後ろ後ろ!セルリアンが!」
ニホンオオカミ「ん?うわぁG(ゴキブリ)型セルリアン!にげろー!」
Gさん「………………」カサカサカサ…
ニホンオオカミ「おっ、なんか凄そうな板めっけ…」
ミナミコアリクイ「それ拾ってる場合なのー?!」
ニホンオオカミ「うん、良いショット」
[その板が浮く]
ミナミコアリクイ「すごい!浮いたこの板!」
ニホンオオカミ「ホバーボードかな?」
ミナミコアリクイ「ん?どうしようと?」
ニホンオオカミ「おりやぁ!」
[ミナミコアリクイを列車まで投げる]
ミナミコアリクイ「うわぁゎぁゎぁぁ!???」
[駅舎の2回の窓ガラスを突き破って、その下のクッションに着地する]
ミナミコアリクイ「それ置いてきた理由がそれなんだ…ということは結局私は投げられてた!?」
ニホンオオカミ「えっほっえっほっ」
ミナミコアリクイ「よし、デト、発車!」
プシュー…ウィィィィィイイイイイン…
ニホンオオカミ「ふぅ、とう!」
[うまく乗り込む、Gは改札口にはまったようだ]
ミナミコアリクイ「ふぇ〜…よかったぁ…」
[その後、各所を周り、太陽光パネルの他に、ケーブル、蓄電装置、電球とそのはめるやつ、あとついでにガラスとその枠を手に入れた]
[その後、夕食後…]
ニホンオオカミ「ふぅ、今日は大変だったね…」
ミナミコアリクイ「そうだね明日はそれを取り付けてみようね!おやすみ!」
ニホンオオカミ「おやすみ!」
[次の日]
ニホンオオカミ「おはよー」
ミナミコアリクイ「おはよぅ」
ニホンオオカミ「んじゃあ先に下行ってるねぇー」
ミナミコアリクイ「うん…むにゃむにゃ…」
[外]
ニホンオオカミ「えーっとここなら木が少ないし、おくのにはちょうどいいな」
ニホンオオカミ「手頃なブロックを置いて支えにしてっと…これにケーブルを繋いで、蓄電池に繋げてその蓄電池からケーブルを伸ばして2回まで来てなんか穴が空いてるところから通して電球をぶら下げて出来上がりっと。」
ミナミコアリクイ「あれ?私の出番は?」
ニホンオオカミ「ガラスとその枠持ってきてほしーな」
ミナミコアリクイ「え?うんわかった」
[その後]
ミナミコアリクイ「…ハァハァ、意外と疲れるねこの作業」
ニホンオオカミ「はしごだと持ちにくいもんな…そうだ、今度この木に階段を付けよう!」
ミナミコアリクイ「それいーかもね」
ニホンオオカミ「よし、これで完成かな」
ミナミコアリクイ「下からだとよくわからないね」
ニホンオオカミ「まぁね」
ニホンオオカミ「もうそろ夕方だし入ろうか」
ミナミコアリクイ「そうだね」
~家内部~
ニホンオオカミ「じゃあ付けるよー」
ミナミコアリクイ「はーい」
ニホンオオカミ「ポチッとな」
[家にあかりが灯る]
ミナミコアリクイ「おお〜!」
ニホンオオカミ「すごいよねー夜でもこんなに明るいなんて」
ミナミコアリクイ「この窓ってどんなものなの?」
ニホンオオカミ「これ?これはね…」
ガラガラガラ…
[外から涼しい風が吹いてくる]
ミナミコアリクイ「へぇ、風を通らしたり止めたりできるんだー!すごいね!」
ニホンオオカミ「そーだね、じゃあ夜ご飯でも食べようかな。」
ミナミコアリクイ「おいしい」mgmg…
ニホンオオカミ「うまい」mgmg…
ニホンオオカミ「ごち」
ミナミコアリクイ「ごちそーさま」
ニホンオオカミ「じゃあ今日も寝ますかねー」
ミナミコアリクイ「おやすみー」
ニホンオオカミ「おやすみー」
To be continued………
次回。転生狼物語第15話。「ふしぎなこ」
──────────────────────
開示情報
京急デト
その名の通り京急のデトである。
配給車で荷物とかや、列車を運んだりする。
何も無いってなんか変な気分だよねぇ。
どもども根府川ですぅ、まあ、またゆるゆるやるからよろねぇ
転生狼物語 青い鳥 @expressnebukawa
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