第4話「しゅみ」

 ニホンオオカミ「じゃあこれ!」


 と言ってニホンオオカミが指さしたのは…

 ただの机だった。


 コノハ博士「この机が欲しいのですか?」


 ニホンオオカミ「違う。そうじゃない。」


 ニホンオオカミ「僕はここにあるものは要らない」


 ミミ助手「このマッチという火を付けるのに便利な道具もあるのですよ。」


 ニホンオオカミ「いや、そのマッチとやらはいつか必ず必要になるはずだ。その大切な時に、それを持つのにふさわしいフレンズに渡してくれ。」


 コノハ博士「分かりました。では、何が欲しいのですか?」


 ニホンオオカミ「その事なんだが…空から探した方が早いやつなんだ。だから乗せてってくれないか?」


 コノハ博士「しょうがない、載せってやるのです。」


 ミミ助手「ミナミコアリクイもついて行くのですよ。」


 ミナミコアリクイ「分かった。」


 ~空~


 ミナミコアリクイ「何で私をコノハ博士が持ってるんだ?」


 ミミ助手「私よりもハカセの方が重いものを運べないからですよ。」


 ニホンオオカミ「僕も一応40kgぐらいはあるからなぁ」


 ニホンオオカミ「あっあそこです。」


 ビューン スタっ


 ~車庫~


 コノハ博士「ここですか?」


 ニホンオオカミ「そうそうここここ!」


 ミミ助手「急にテンション上げましたね。ニホンオオカミ…」


 ニホンオオカミ「おっあれは小田急9000形!あっちには、阪神5550系がっ!そっちにはEast i-Dがいるじゃねーか!…ん?…まさか…コレは…」


 コノハ博士「どうしたのですか?」


 ニホンオオカミ「ここここここれは!幻の特急!国鉄187系が車庫に入っちいるではありませんか!!!!」


 ミミ助手「これの何が凄いのですか?私には皆同じように見えますよ。」


 ニホンオオカミ「ハァ?皆同じィ?ンなわけねーだろ!この電車は碓氷峠を登ベラベラベラベラベラベラ…」


 コノハ博士「なんか語り出してしまいましたよ…」


 ミミ助手「いまは無視しておきましょうか」


 ミナミコアリクイ「」


 ~5分後~


 ニホンオオカミ「…ベラベラベラベラだからこの特急は凄いわけよ。分かった?」


 コノハ博士「あっ…うん分かりましたよ」


 ミミ「……分かりましたよ」


 ミナミコアリクイ「しゅみってすごいね…」


 ニホンオオカミ「そうか?みんな一つや二つは

 趣味持ってるだろ。」


 コノハ博士「でもあなたよりはマシですよ。」


 ミミ助手「ハカセこーゆーのをオタクと言うそうですよ。」


 ニホンオオカミ「俺はオタクじゃねえ!俺は電車マニアだ!」


 ミミ助手「もう喋らないでください。その187系というヤツをあげるので」


 ニホンオオカミ「分かった。」


 ニホンオオカミ「だが自走は厳しそうだな…何が電気かディーゼル機関車でもあればいいが…」


 コノハ博士「分かりましたよ、知り合いにデキというものを運転出来る奴がいるので連れてきますよ…」


 ニホンオオカミ「ではお願いしますね!」


 To by continued…


 今分かっている情報


 国鉄187系

 碓氷峠を自力走行するべく国鉄末期に計画された車両。結局その時に使われていた車両の改善だけに留まり、作成はされなかった。別名幻の特急。

 しかしけもフレ世界では生産されていたようだ。


 次回転生狼物語第5話「デキいち」


 ───────────────────────

 こんにちは、急行根府川です。

 次からは、オリキャラが登場します。(けもフレに出てきそうな動物)楽しみにしててください。

 ヒント「デキ1の生産された国の鳥」

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