第3話 クリエイト…って何?
――種族名『ハイドフェンリル』、個体名『ポチ』をテイムする事成功しました。
これよりクにリエイトを開始します。
…チュートリアルを受けますか?
僕の頭の中に不思議な女の人の声が聞こえる。
「あれ?
お母さん、何か言った?」
「えー?
何も言ってないわよ?
それよりどうしたの、下向いちゃって」
「ううん、何でも無い。
行こう、ポチ」
「バウ!」
そして僕とポチは家の庭先に向かった。
…あの声は何だったんだろう?
………
……
…
「うーん…この、『チュートリアル』っていうの、何だろう?」
――種族名『ハイドフェンリル』、個体名『ポチ』をテイムする事成功しました。
これよりクにリエイトを開始します。
…チュートリアルを受けますか?
「また聞こえた。
うーん…どうしよっか?」
――了承を確認。
これよりチュートリアルを開始します。
どうやら僕の『うーん』に反応したようだった。
――テイムされたモンスターは、このようにクリエイト画面で貴方の好みの容姿にこのように変更する事が可能となります。
では、実際にクリエイトしてみましょう。
板には女の子の姿とよく分からない…あ、何か四角いのを左右に動かしたら女の子の姿が変わった。
「ふーん…身長は分かるけど、バストとウエストとヒップって何だろう?
何処かで聞いた事があるような気がするけど…まぁいいや。
後は…何これ、モフモフ?」
よく分からないけど、取り敢えず身長はやや左、バストは限界まで右、モフモフは…右で良いや。
――体型のクリエイトは完了しました。
では次に肌の色を選択を行って下さい。
次に板に現れたのは肌の色だった。
「それじゃあ…僕と同じ肌の色で」
――肌の選択が完了いたしました。
次に性格の選択を行って下さい。
「ん、性格?」
次に現れたのは性格だった。
お姉ちゃんや妹のボタンを押すとまた更にメイドであったり、ツンデレ?みたいなのがあった。
「それじゃあ…『お姉ちゃん』に『メイド』っと」
僕は1人っ子なのでお姉ちゃんが欲しかった。
…マリちゃんはお姉ちゃんじゃなくて、何だろう…双子かな?
――全てのクリエイトが完了しました。
これより、ポチの姿を変化させます。
声と共にポチの体が突然光り出した。
「ポチ?
ポチ―ッ!?」
………
……
…
多分…少しの間光ってたんだと思う。
で、その光が消えたと思うと、いつの間にかそこには女の子が座っていた。
「あれ…私、どうちゃった…の?」
それを聞きたいのは僕の方なんだけどなぁ。
「え、あれ?
声…私、喋ってる!?」
女の子は気が動転しながらも、辺りをキョロキョロとして…あ、僕と目が合った。
「ご主人…様?」
うん?
…ご主人様?
「ご主人様ー!!」
「うわぁーっ!
ちょっと待ってー!?」
その日、お母さん以外に初めて抱きしめられた。
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はい、雨宿 宵一です。
第四話如何だったでしょうか?
個人的にはクリエイトって聞くとどうにもc○3d2が思い起こされるのですが、読者の皆様はどうなのでしょうか?(まぁ本編とは全く関係がありませんがw)
次回はなるべく早く投稿する予定ですので次回も是非お読み下さい!
以上、雨宿 宵一でした!ノシ
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