第3首 トキ
うたてしと
うたがたもなし
【現代語訳】
かつては耳障りだとブーイングが起きたこともある歌だけど
アルパカさんの紅茶を飲んでからは、そんな声はとんとなくなった
【解説】
「うたてし」は嫌だ、がっかりする、気の毒だの意。
「訴へ(うたへ)」は不平や不満を訴えること。
「起こりし」の「し」は過去の助動詞「き」の連体形。「すすりし」の「し」も同様。
「なれど」は〜だけれど。助動詞「なり」の已然形に逆接の接続助詞「ど」がついたもの。「なり」には断定、推定、伝聞などの意味があるが、これは体言に付いているので断定。
「すする」は飲む、すする。
「後(ゆり)」は〜から、〜以来の意味。
「うたがたも」は後に打消しや反語表現を伴って、決して(〜ない)、少しも(〜ない)。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます