第18話 竜音、物真似をする
ある日コーイチは帰宅してからニュースを見ると【
『えー、本日はお集まりいただきましてありがとうございます。』
「(政治はあてにならねえ。)」
コーイチはつまらなさそうな顔をしながらニュースを見ているとある人物が映ったのである。
「あれ?【ロイ・コーク】記者だ!」
彼が見たのは
【翌日】
竜音は帰宅途中、駅の前を通るとある外国人男性に声を掛けられたのである。
「やあ!はじめまして!」
「わあ!どちらさまで!?」
「僕、【ロイ・コーク】と言います!」
「えっ!?どちら様ですか!?」
「中部河内新聞の記者です!」
「え?私に何の用でしょうか?」
「実は先日の【校長と教頭~細かすぎる物まね選手権~】の感想を聞きたくてインタビューしました。」
【一週間前】
この日、竜音は人気番組【ブラックホールズの皆様のせいです】のコーナーで物真似を披露したのである。
「では!今日は市川雄太官房長官の物真似をします!」
「どうぞ!」
「えー、本日はお集まりいただきましてありがとうございますっ!」
【ブラックホールズ】の【
【現在に戻る】
コークは番組出演の感想を竜音に聞くと意外な感想が返ってきたのである。
「あ・・・政治を風刺しました!」
「え?」
「あ・・・いや、すみません!」
竜音はどうやら市川官房長官の物真似を政治の風刺として披露したようである。
【2日後】
コークは首相官邸にてある人物と出会ったのである。その人物とはなんと竜音が物真似をした市川官房長官であった。
「えー、コークさん。お久しぶりだね!」
「やあ、雄太。彼女から話を聞いたよ。政治を風刺したんだとさ。」
「ハハハ、そりゃ面白い。」
竜音がなぜ「政治の風刺」をネタにしたのか竜音しか知るものは居らず、未だに理由は不明である。
ちなみにコーイチはただコークのファンであったと紹介しておく。
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