第17話 竜音、誕生日の友達を空の旅に誘う
ある日、竜音は自室で友達の誕生日会を開いていたのであった。
「ナオキくん!お誕生日おめでとう!」
「ありがとう竜音ちゃん!本当に嬉しいよ!」
竜音は友達のために誕生日会を開いていたのであった。すると・・・
「ねえ!ナオキくん!私の背中に乗ってーっ!!」
「え!?」
「せっかくの誕生日だから空の旅に連れてってあげるよーっ!!」
「は、はぁ・・・」
竜音の友達である【ナオキ】君は少しぽか~んとしていたが竜音はいつも以上に大きく羽を広げると乗るように言う。
「私の背中に乗ってしっかりつかまってね!」
「あ・・・ああ・・・」
ナオキは竜音の背中につかまると竜音は猛スピードで空を飛ぶのであった。
「やっほー!」
「うわああああ!こわいよーっ!!!」
「怖がっちゃダメよナオキ君!ほら、あれみて!」
「あれは・・・仁徳陵だ!」
ナオキが目にしたのは上空から見る大きな仁徳陵(堺市)であった。
「あそこが・・・僕達の先祖のお眠りになられている場所・・・!」
「大きいでしょー!?感動したな、こいつぅ!」
「あははは!」
最初は怖がっていたナオキは楽しくなってきたのか笑顔に変わったのである。そして竜音はまたナオキにあるスポットを紹介する。
「ほらー!ナオキ君!大阪駅だよ!!」
「わ、大阪駅だぁ!!線路もたくさん並んでいるし駅も大きい!」
「わあ、あっちはハルカスだよナオキ君!」
「こっちは大阪城だ!近くを環状線が走ってるよ!」
いつのまにか子供のように純粋にはしゃぐ二人であった。
「竜音ちゃん・・・僕、すごく嬉しいよ!誕生日にこうして素敵な景色を見ることが出来て嬉しかったよ!」
「喜んでいただけて何より!また来年も乗せてあげるからね!」
「うん!またよろしくね!今日はありがとう!」
素敵な誕生日の思い出はいつまでも色褪せることなく心に刻まれるのであった。
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