第6話 竜音の恋にコーイチ嫉妬!?
ある日、竜音はテレビを見ていたのであった。すると彼女は呟いたのである。
「あ・・・かっこいいーーっ!!!!!」
翌日、あるビル内のエレベーターが開くと中には竜音がいたのである。
「ここが事務所か・・・ここに居るのねーーっ!!」
訪れたのは何と大阪から離れた東京都の都議会議員の事務所であった。何と羽根を使ってすごいスピードで大阪から東京へ移動したのである。
{東京へ移動中の竜音}
すごいスピードで空を飛び移動する竜音は東京へと向かっていた。
「(今のうちにあの人に会いたいーーっ!!)」
余程会いたい人物のようである。
{事務所前}
事務所の入口で待っているとあるスーツ姿の男性がやって来たのである。その男性は若くてイケメンであった。
「君、何してるの?」
「あ・・・!!あーーっ!!」
「
「違います・・・貴方に会いたくて・・・」
「え!?」
突然男性を見て顔を赤らめる竜音に男性は戸惑いの表情を見せていた。
{竜音の教室}
翌日、竜音がクラスメイトに恋をしたと言う報告をしたのであった。するとその話は学校内に広がったのである。そして教室にいる竜音を怖い顔で見つめる男性がいたのである。それに気付いた竜音はその人物に近付くと彼はコーイチだった。
「どうしたの?コーイチ君・・・」
「良かったな!!好きな人が出来て!!都会議員の秘書だろ!?良いよなエリートは!!」
「何で怒ってるの?コーイチくんのことも嫌いじゃ・・・」
「もういい!!じゃあな!!」
少し怒りを露にしたコーイチに竜音はその後喋ることは出来なかったのである。
【翌日】
次の日も竜音は学校が終わるとまた東京に移動して男性に会いに行く。男性は都会議員秘書の【
ある日、いつも通りに事務所につくと一がいたのである。しかし一の隣に女性が居り、しかも子供を抱いていたのであった。
「やあ、竜音ちゃん!!」
何と一には妻子がいたのだ!!妻子がいることを隠されていたことに竜音はショックを受けたのである。
「一さん・・・都議目指して頑張って下さいね。応援しています・・・」
そう言うと竜音は羽根を生やして大阪へと帰ったのであった。
「あの子は誰なの?」
「市川さんのファンらしいよ。」
「羽根が生えてたような・・・いや、熱心なファンなのね。素晴らしいわ。」
一方、空を飛びながら涙を流していた竜音の姿があった。
「(信じていたのに!!一さんのバカっ!!)」
【翌日】
学校内で落ち込む竜音にジュースの差し入れをする人がいた。それはコーイチであった。
「どうしたの?竜音ちゃん?」
「コーイチくん・・・」
「これ飲んで元気だして!!何か悩みがあれば俺に相談してくれよ!!」
「コーイチくん・・・ありがとう・・・うぇーーーーんっ!!!」
「(バカっ!!抱きつくな!!ここは学校だぞ!!)」
コーイチに抱きついて悔し涙を流す竜音・・・彼女の初恋はスッと終わったのであった。
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