よくわかるカクヨムルビの使い方講座(ゲス顔)
ちびまるフォイ
いいか、ルビってのはこう使うんだ!!
「
初めての体育授業で第二体育館に行けなくて泣きそうになっていた私を先輩は
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校舎の外には
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わずかにくすぶっていた勇気の火も消えかかり、
学校にも生徒がいなくなったころ、
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「私と話しているところなんか見られたらほかの女の子に恨まれますよ……! 先輩モテますから」
「かまわない」
「えっ」
「卒業式の最後の帰り道は、君と一緒に歩きたかったんだ」
「先輩……!」
「2年前、ひとめぼれだった。ずっと声かけるタイミングをさぐっていたんだ」
「それじゃ私を助けてくれたのは……」
「ラッキーって思った。でも、それきりまた勇気が出せなくて君と話せなかったんだ」
「……ふふっ、先輩。こんなにモテるのに草食系なんですね」
先輩は恥ずかしそうに顔をそらした。
「それじゃ、肉食系の後輩がリードしてあげますっ。先輩、いっしょに帰りましょ」
「ああ、最後で最高の下校だよ」
「最後になんてさせません。これから彼女としてずっと私のそばで歩いてください。命令ですっ」
私は先輩の手をとって夕日に染まる通学路を先輩と歩いた。
よくわかるカクヨムルビの使い方講座(ゲス顔) ちびまるフォイ @firestorage
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