よくわかるカクヨムルビの使い方講座(ゲス顔)

ちびまるフォイ

いいか、ルビってのはこう使うんだ!!

新入生デュフフフフwwwwwww

 ここの校舎広いからわからないよね。ワイ将可愛い女の子と話せたンゴwwwwwwww


初めての体育授業で第二体育館に行けなくて泣きそうになっていた私を先輩は

そっと助けてくれたこいつ私のこと狙ってんな感をひしひし感じる


先輩にとってはささいなことだろうけどでも彼氏アリの肩書きは

私にとっては特別な瞬間だったこれくらい従順なやつがベストかと思った


だって私の初恋は顔がイケメンなら

その時にはじまったのだからだれでもいいのだ


里美、告白しちゃいなよ~~クソ不幸になった話きかせてよ~~


うん、でも……てめぇに急かされる筋合いねぇわ


卒業したら、もう先輩とはいいから行ってこいよ

 同窓会でも会えないんだよ?多少は話のネタになんだろ


先輩の卒業式当日せんぱいのそつぎょうしきとうじつ

私はまだ決心がつかずに悩んでいた私は先輩へのアプローチを考えた


2年前の出来事からずっと思い続けていた彼氏にしたとしても

なんて明かしたら先輩だから

ストーカーだと引かれないだろうか卒業でわかれることになるのか


もたもたしている間にも卒業式は遠距離恋愛なんて

サクサク進んで先輩は浮気公認みたいなものなので、

私の横を素通りして校舎の外へ私は作戦をねりまくった



ああ、やっぱり私のこと先輩を私のカレシとして

 覚えてなかったんだ……長くとどめる方法は……



せめて先輩の思い出をと思い追いかけると考えながら先輩を追っていくと

校舎の外にはひとだかりができていた家畜(♀)がひしめいていた


先輩! 第二ボタンくださいブーブーブーブー!!」

ジャケットもらっていいですかブヒブヒブーブー!」

握手してくださいブヒーブヒー!! キャーープギー―!!!」


やっぱり……このメスブタども……


先輩は人気者だった先輩はサクラをやとっていた


下校する先輩の周りには女の子が卒業式にモテてる自分を演出するために

アイドルのおっかけのように囲んでいた女どものサクラを用意していた


ここからじゃ先輩の姿すら見えない実は私もサクラバイトをたのまれていた



私もこの中のモブ少女Aなんだな私がバイトしてないことにも気づいてない……)



わずかにくすぶっていた勇気の火も消えかかり、

私は職員室に向かった私は職員室で先輩の単位を手にいれた


わざと時間をつぶして"しょうこいんめつ"を済ませて

学校にも生徒がいなくなったころ、

玄関を出ると先輩が待っていた誰にもばれないよう外へ出た


先輩……こいつ……! どうして……まさか気付いたのか……!」


待ってたんだバイト代かえしてくれ


先輩は制服のほとんどを先輩は私がバイトさぼって

女子に奪われてしまっていた金だけとったのを知っていた


それだけ先輩がこうなったら

いかにモテているのがわかってしまう告白してごまかすしかない


「私と話しているところなんか見られたらほかの女の子に恨まれますよ……! 先輩モテますから」


「かまわない」


「えっ」


「卒業式の最後の帰り道は、君と一緒に歩きたかったんだ」


「先輩……!」


「2年前、ひとめぼれだった。ずっと声かけるタイミングをさぐっていたんだ」


「それじゃ私を助けてくれたのは……」


「ラッキーって思った。でも、それきりまた勇気が出せなくて君と話せなかったんだ」


「……ふふっ、先輩。こんなにモテるのに草食系なんですね」


先輩は恥ずかしそうに顔をそらした。


「それじゃ、肉食系の後輩がリードしてあげますっ。先輩、いっしょに帰りましょ」


「ああ、最後で最高の下校だよ」


「最後になんてさせません。これから彼女としてずっと私のそばで歩いてください。命令ですっ」


私は先輩の手をとって夕日に染まる通学路を先輩と歩いた。













先輩は留年した単位消してやった

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