黄昏の冒険出発記
なぜか頭にたんこぶ&正座で怒られながら治療されるという特殊な状況下にいた。
「本当にすいませんでした」
トドメには土下座だった。
ちきしょう理不尽過ぎんだろボケ、なんで俺ばっかりこんな目に。
「五時前には帰ってくるって言ってたでしょ、それに怪我までしてるし」
ぷんぷんとでも言いそうなすずねさんを見ていると携帯が鳴った。
「あれ、神城さんからだまた仕事かな」
「哲くん私の話聞いてるの」
「すいません聞いてませんでした、電話するんで静かにしてください」
携帯を握り直し電話に出た。
たんこぶは前回ラストの言葉の後にアリスに殴られました(笑)。
〔哲、新しい仕事だとりあえず死んでこい〕
ちょっと何言ってるか分からないですね、この人とうとうヤクにまで手出したのか。
〔てのは冗談である魔法学校に行ってくれ〕
「なんすか? ホグ●ーツですか? それは確かにいっぺん死なないといけなそうな所ですね」
完全に八つ当たりの返答だった。だってすずねさんには勝てないもん、こえーし。
〔まぁそんな所だ明日から頼むぞ〕
「場所と依頼内容は?」
〔フランスだ依頼内容はない、時が来たら暴れろ明日三時にうちに来い〕
ざっくりした依頼内容と時間を言われ電話を切られた。
「はぁ、欠席日数増えるのか最悪だ」
電話中に帰ったのかすずねさんの姿はなかった。
哲は携帯をポケットにしまい、アリスのであろうスーツケースを物色した。
「ふむふむ、中学生のくせにブラしかも黒とはサイズはBだと見た目Cはありそうなのに」
「人の下着を物色するなー!」
言葉と同時にフライパンが飛んできた、ものの見事に哲に向かいクリティカルヒットした。
「くっ、いいセンスだ・・・」
壁に激突した哲は平然とした顔だった。
「やっぱり嫌いよ、あなたなんか」
「いい加減名前で呼べよな、ったくそれが命の恩人に対する態度か」
「結構だわ」
スッパリと切り捨てられた、切り捨てた本人は夕食の用意されたテーブルのイスに座っていた。
「これって管理人さんが作ってかくれたの?」
アリスは料理を見てそう言った。
「んなわけあるか、すずねさんは料理できねーから」
「じゃあ誰が?」
「お前素なの? ボケてるんじゃないの?」
どちらにせよばかなのか、天然なのかアリスは読みにくい。
「あなた顔に似合わず料理できるのね、それと私もお前なんて名前じゃないから」
「お前が名前で俺の事言ったら言ってやるよ」
交換条件のつもりで言ったのだがアリスには「そっくりそのまま返すわ」と返されてしまった。
「てか、文句あるなら飯食うな」
「食べるわよ文句はあるけど」
※
荷物を持ちすずねさんへの置き手紙を書いて神城の自宅へ向かった。
「早かったな、これ情報だ」
そう言って神城は宙に浮かぶ液晶を見せてきた。
数少ない国境に壁のある国の一つフランスでは独自の技術として魔法が発展しているらしい、依頼内容は一応施設防衛と書いてあった、魔法技術の発展の代わりなのか車などはなく今でも馬車などが使われているらしい。
空港もなくて行くのは小型機か、普段観光客も来ないらしいしそんな所に行くのは少しいやだな。
国自体今でもトランという王家が管理しているらしく、街の中心にはトリンデルン城がある、国に一校しか無いと言われるムーア魔法学校は東京ドー厶六個分近いの面積で全寮制。
「これがパスポートと通帳だ一応依頼料の一千万入ってる、それと言語変換チョーカーだ言った言葉を直接変換して聞いた言葉も直接変換してくれる、字を書くときはチョーカーと同じ原理のこのペンをつかってくれ」
便利は成長の敵、このチョーカーとペンを見ると実感してしまう。
「今回の仕事は命の保証はできない、命が惜しかったら行かなくていいぞ。武器は現地調達か素手でやれついでに魔法も覚えてこい」
「命の保証が無いのはいつものことだろう、魔法に関しては絞れるだけ絞り取ってくるさ、電子機器はチョーカー以外それに拳銃は使えなくても上手くやるさ、ナイフならあるだろうしな」
哲はチョーカーと手袋を付け神城からパスポートと通帳、飛行機のチケットを受け取り神城宅を出た。
「上手くやれよ哲、お前が名前も記憶も思い出さずに死ぬことは無いと思うが」
神城は一枚の写真を手に取り見つめていた悲しい瞳で古びた写真を握りしめていた。
*(^_^)後々書き書き(^_^)*
どうも箱丸です!
今回執筆中にペンネームを変更させていただきましたインタールードにつきましては2000文字前後で投稿することが多いです次回は4000くらいいくかな?多分。
プロローグのいつつかうんだっと思ってる方もいるかもしれませんが安心してください後百話くらい後です=未定です。
僕自身小説で場面風景を書くのは苦手でも劇の台本とかなら得意なんですよ?なんでですかね?
とにかく文章力UPをしばらくの目標にして頑張ります!
これからも応援お願いします。(読んでる人いないけど(涙))
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます