「宇宙」「雲」「こたつ」「告白」「猫」

 あなたはこたつに泳ぎ込む。無重力に揺蕩たゆたう姿は、さながら人魚だ。


 窓からは青き宝石たる地球が見えるだろう。海の青の上を雲が渦巻く。


 こたつには先客がいる。男だ。あなたは告白を聞かなければならない。

 なにも交際を申し込まれるわけではないよ。彼が話すのは己の罪についてだ。


 あなたはつまらなく思うだろう。どうせこたつに入るならば、猫とでも戯れたい。それが人間というものだ。


 だが彼は口を開く。

 あなたは彼の告白を聞く。

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