第299話手助けから

今日の透析も血圧が乱高下です。

昨夜は遅くまで昔のアンケートの仕組みを残していたのをパソコンから探し出すのに大わらわでした。

見つけ出したら見つけたで昔のことを思い出して手が止まってしまいます。

これは大手のパン会社からの依頼で新製品のアンケートを採ることになったのです。

社内の若手と喧々諤々包装紙にバーコードを印刷して着メロをプレゼントにしたのです。

これで半年ほど資金繰りに頭を悩ませることがなくなりました。

あれは20歳にもなっていなかった男性の案を採用しました。

彼はそれから10年程私の会社のソフト開発のリーダーで走り続けてくれました。

今彼は東京で100人ほどを抱えるベンチャー会社の社長をしています。

そのソフトとちょっとしたアイデァを一人IT社長にメールで送ります。

今の私は自分が中心になって事業を立て上げることはほとんど無理だと思っています。

それでとにかく手助けから自分の道を拓こうと考えています。

「夜中にすいません」

9時を過ぎた頃ですのでベットに潜り込んだ頃でした。

「送ってもらった資料を使わせてもらってちょっと加工しましたが」

さっそくパソコンを開きます。

「いいですね。会社には投下資本と売り上げの関係の計画は私の方で作りますよ。経営者にはこれが判断材料ですからね」

「明日シニアNPOの打ち合わせに来れますか?」

「3時でしたね。行きますよ」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る