第287話嫌な思い出

「無理してない?」

朝足がつって呻きながら痛み止めを塗っている私に女房が声をかけます。

「弁護士から次のオファが来ているんだ」

次の人生を見つけようと最近気合が入ってきました。

透析の合間にできることそれがテーマです。

今日は透析の後、区役所によって障害手帳による大阪市地下鉄パスの無料パスの申請に来ました。

障害年金の複雑さに比べればこれはすんなりパスがいただけました。

これでさっそくシニアNPOに出かけます。

往復400円が浮くのはありがたい!

理事長室に入るとすでに3か所のシニアNPOから来ている人達が座っています。

「すでに半農半xの教室は見学してもらい、京都のビデオを見てもらったよ」

「助成金の申請もお願いできるのですか?」

「私の方で書類は作ります。申請はそちらの方と行くことになります」

「講師の指導も?」

「はい。それは別メニューで10日のスケジュールで行います。パワーポイントや教科書はこちらで準備します。もちろん派遣も可能です」

まだまだこれからですが、この道も私の次の人生の道になります。

女房には実現するまで話は控えるつもりです。

前の会社が上場3か月前に夢と散ったので女房は躁鬱になってしまったのです。

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