第276話透析の初日

透析クリニックでの透析の初日です。

家から歩いて15分のところにあります。

パジャマとスリッパと敷布と枕カバーのタオルを持参します。

8時半から4時間血液透析で2時前に終わる予定です。

慣れれば透析中にパソコンを考えています。

ここは若い人からかなり年配の人まで様々です。

取り敢えず最初はテレビを見ながら、でも4時間は長が~い!

「どうも針の部分に事前に貼る痛み止めのシールがかぶれていますね?」

と看護師に指摘されて腕を見ると赤く腫れています。

「透明のシールから明日は茶色のに変えてみます。少しずつ自分に合うやり方に変えていくのが必要です。それと思ったより血圧が高いですね?」

ここは針を刺すのは医院長の仕事のようです。

「病院の指導通りに始めますが、毎日の症状と数字でより合う形に変えていきます。どうも透析時の血圧が70~168と高いですが、朝計られてどうですか?」

「70~150くらいです」

「少し降圧剤を追加してみましょう」

やはり初日はくたくたになりました。

無意識に携帯を取っていました。

「いや前のシニアNPOの理事長やが息子が・・・」

「いえ、私は自分の提案を否決されたので他のシニアNPOに提案したまでです。息子の事務長が理事長の代理として解答されたと思っています」

「何とかならんか?あの企画をさせてもらえんか?」

「それは今のシニアNPOと話してください」

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