第123話労働裁判専門の弁護士に会う
内視鏡の検査で再び血尿が出ています。
後輩の弁護士の忠告で労基局を後回しにしてリストから弁護士を選んで相談の予約を入れました。
後輩の弁護士に持っていった簡単な状況説明書を印刷して持って行くことにしました。
思ったより若い弁護士です。
でもここは東京に本社を置くフランチャイズで事件扱い数は上位5位以内にあります。
「内容を見せていただく限り残業代などを争うより不当解雇の裁判がいいように思います」
便箋に細かにメモを取りはじめます。
「自己都合のような退職願は出していませんか?」
「いえ提出は拒みました。その代り離職票はもらえていません」
「それでいいです。離職票に自己都合や懲戒免職に同意している場合は勝訴は難しくなります。ハローワークで否認するのも方法ですが、ハローワークの担当者により受けてくれるかどうかわかりません。でもまず離職票を発行してもらうことが優先です。サインはハローワークですればよいと思います。それと解雇理由書を貰う必要があります。ここからスタートですね」
ベテランではない部分丁寧です。
そこまで言うと、契約書を出してきます。
「契約時に10万円をいただきます。勝訴、和解の時点で報酬料はその金額の33%いただきます」
33%は高いなあ!まだ決意ができません。
「しばらく考えさせてください」
今後しないといけないことがまだ整理ができていません。
これも含めて後はネットで調べてみよう。
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