第10話生命保険
少しでもお金のかからないようにと一生懸命です。
今まではお金がかかったら稼げばいいというスタンスできました。
でも今は出を制するしか能力がないのです。
それで思い切って生命保険の会社に電話を入れました。
担当の営業マンがお昼時間に訪ねてくれました。
残念ながら会社の応接で会う勇気はありませんでした。
会社のビルの裏の道路端で会いました。
「契約して間もないので心配ですが?」
「いや条件が整えば問題ありませんよ」
すごく優しそうです。
「実は会社の健康診断で見つかってしまったのです」
「よくあることです」
と笑いながら健康診断の用紙を見つけてほしいと念を押しました。
それで見つけたら連絡を入れるということでその日は別れました。
でも案外に診断書をどこになおしたのか見つかりません。
がんの祝い金(?)だけでなく毎日の入院に対して1万円のお金が出ます。
これがあれば負担は少なくなる!妙にラッキーと思ってしまう自分が情けないです。
診断書も用意して見つけた健康診断も渡しました。
後は入院を待つだけです。
女房が入院のセットを準備してくれて晴れて入院です。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます