第9話入院の準備
膀胱がんの手術を伝えてから少し気持ちは楽になりました。
「やはりパートを辞めなかってよかった!」
と女房は言いますが、残念がっているのは手に取るようにわかります。
私も今の会社は退職を迫られてもと腹をくくりました。
腹をくくるとほっとするものです。
何も事態は変わっていないのに不思議ですね。
またもやネットを探し回って、『厚生健康保険限度額適用認定書』という制度を見つけました。
普通は総務にお願いしますが、私はこそこそお昼に全国健康保険協会に出かけました。
「すぐにもらえるものですか?」
「はい。この用紙に記入してもらえればすぐに発行できます」
係りの女性が親切に答えてくれます。
「一般の所得額の方であれば、8万100円で済みそれ以上は負担しなくて良い制度です」
入院の経験のない私にとっては初耳です。
確かに昔総務の時にそういう手続きを部下がしていた記憶が薄らあります。
そういえば少し前に気になってネットの月掛の生命保険にも入っていました!
生命保険の請求も初めてです。
残念ながら入社の頃に入った生命保険はリクルートに入った時辞めていました。
この会社は凄く有利な保険制度があったのでした。
でもついつい辞めてからもそのまま未加入になっていました。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます