第7話

コーンポタージュの缶を傾け、最後の一粒を食べ終わる。最近のコーンポタージュの缶は進化めざましく、缶の中のコーンを一粒残らずに食べられるように工夫されているらしい。時代の流れを思わず感じてしまった。私が缶の中身を空にする頃、もう道半ばまで来ていた。外には小学校が見え、その前には古びた商店がある。商店を曲がった先に小規模のスーパーがあり私の目的地はその先にある。いよいよだと緊張する。

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