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「もしかして、君も入部希望者?」
「は、はい!」
『えぇー!?』
なんだか、さっきの話題も話題なだけに、新入部員が来たのが奇跡的、とでも言わんばかりの反応だった。
「さ、こっちに来て、二人ともとりあえずそこのベンチで見学しておいて!」
佐倉さんとならんでベンチに座ることに。
「あ、私佐倉由香っていいます!よろしくね!」
「あ、青山佑介です。よろしく!」
佐倉さんとは同じクラスということ、緑台第三中出身ということがわかった。弓太と同じ学校だ。
「それにしても、あの出し物はびっくりしたよね。」
「うん、私もびっくりした。でも、なんか面白くって、私笑っちゃったよ」
佐倉さんにとって、あの陸上部の出し物は受けがよかったらしい。
「気を付け、礼!」
『よろしくおねがいします!!』
陸上部の練習が始まった。
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