第3話冒険よ!俺にスタートを!

「「ああああ!!」」


門から飛び出した。


「いたたた。」


そんなシルミーの声が聞こえてくる。

しかし視界が見えない。それに顔に柔らかい感触が。これはお決まりのあれですかな!?

すぐに門に入ろうと思ったことが良かったのかな!?早速直感が役にたったようだ。


「剣真さん。そろそろ腰に回してる手を話してくれませんか?」


バレてたか。あーもう少しあそこに埋もれていたかったが仕方ない。

腰に回していた手を腰から離すと徐々に視界が明るくなってきた。


「おー!ほんとに異世界だ!!」


そこにはエルフやドワーフなど異世界に存在しないはずのものがたくさんあった。

ほんとに来たんだな。感動がこみあげてくる。


「剣真さん、さっきの手ってわざとですよね??スルーしても無駄ですよ??」


なんか声のトーンが異様に低いのは気のせいかな!?だが、ここは男として負けられないことがある!!


「なんのことですか?俺は何も見えなくて手を動かしてただけですよ。」


俺はなんも見えてなかったのだから仕方がない。


「もー!!」


シルミーの顔が赤くなってる。ここはすぐにでも話を変えなきゃな。


「それよりも、シルミーは元に戻れるの??」


「あ!やばい!!」


そう言いながらさっき飛び出してきた方向を向くと、そこには既に門はなかった。


「どーしよ…。これじゃあ、元に戻れない。」


「さっきみたいに指を鳴らして、門を出すことって出来ないのか??あの場所がこっちの世界と繋がってるならこっちからでも移動出来るんじゃないのか??」


「ダメなんです。さっきのはあの場所でだから出来たんです。ここは異世界で、女神としての力に制限がかかってしまうんです。」


なるほどな。女神の力をこっちでも使えたらなんでもできちゃうしな。


「申し訳ないんですけど、剣真さんと一緒にいていいですか??」


これは願ったり叶ったりのお願いですな。こんな可愛い女性といれるなんて、日本じゃ信じらんなかったし。


「全然いいよ。あと、これから一緒に居る時間も長くなりそうだし敬語はいいよ。」


「ありがとうごさい…じゃなくて、ありがとう。改めてよろしくね、剣真!」


笑顔でそういった。


「こっちこそよろしくな。シルミー!じゃあ、早速なんだけど、この街ってなんて言うんだ??」


「ここは、冒険者を志す人達が最初に訪れる場所グロウトです。」



――――――――――――――――――――


前の話が長すぎたので、今回は短めにしました。逆に短すぎたかな、なども思いますが、意見などあれば、バシバシ言ってください。


あと、グロウトってのは成長という意味です。ネーミングセンスなくてすいませぬ〜。


平日は忙しくて、投稿できるかどうかわかりませんが、がんばります。

読んでくださいありがとうございます。


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