池袋の暴走に思った事

今、巷では池袋での老人の暴走が話題に上がっています。

それに付随して、その方の個人情報だったり経歴だったり、「実名報道が」「さんづけするのはどうなのか」などという意見や情報がSNSでは伸びていたりするわけです。「高齢者の免許を停止するべき」という声もありますね。


当然、私からすると「自分の生活には関係ない事件」なんで、ぶっちゃけ実名報道がどうとか言ってる人は、「暇なんだなあ」くらいにしか思いません。高齢者によるこうした事件は初めてではないですし、感情的に加害者を袋叩きにすることは、問題の本質をとらえていない攻撃だと思います。

高齢者から免許を奪おう、みたいな意見に関しても、気持ちはわかりますが「運転ができるかどうか」という判定が非常に難しいので例えばここが独裁国家で強い権力でそういう政策を打ち出したとしても厳しい。

なおさら、ここ民主主義の日本では政治の中心は若者ではなく高齢者です。

それを考えれば、高齢者を敵に回すような「免許はく奪」のような政策を政治家が打ち出すはずがありません。投票で落とされますからね。


自動車を運転するということはある程度のリスクが伴うこと、身の回りに無理な運転をする人などがいればそういった人を個人的に諫める、など個人個人の気遣いからまずは動きだすしかないのかな、と思います。人の感情・プライドが絡んだこの問題を解決することは容易ではありません。若者といえど、飲酒運転や乱暴な運転で人命を奪ってしまう事件は起こるわけで・・・。

難しい問題ですが、常にそういった事故は起こりうるということを考えながら生きなければならないのかもしれません。

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