隠者君vs化け物女子大生
「二股でいいから付き合って」
という力強いアプローチの言葉をみなさんは聞いたことがあるでしょうか。
どうやら、同僚の男の子が呼び寄せた「新人女子大生」二人のうち一人がその男の子にほれ込んでいるらしく(なのに二回くらいしかあったことないらしい)、そうした台詞を交えて凄まじいアタックをしているというのです。で、男の子が怖がっているんですが、そもそもその女子大生が自分に夢中だということを知っていました。でも、呼んだわけです。怖がってるような存在を同じ職場に紹介するという意味不明な行動には、流石の私も
「どこから突っ込めばいいのか」
という状態。完全にトラブルメーカーと化しています。新しく入ってきた女子大生は二人いて、もう片方も「そうすればいい」といっているのだとか。ちょっと展開が早すぎてついていけないよお兄さん。
因みに、その「狙われてる男の子」と、その彼女は私は知っています。が、どうもこのカップルの方も関係が良好ではないらしく、「別れようか迷っている」とのことで・・・。もう、何が何やらわけのわからん存在が職場にいるという状況です。その「二股でもいいから」の化け物女子大生の指導役をこの前任されていたのが、なんとあの隠者君。
このエッセイには常連の隠者君は、見事に「私情を挟まない」指導っぷりを発揮し、化け物女子大生に付け入るスキを与えていませんでした。曰く、「久しぶりに若い女性と話しました」とのこと。それは私も同じかも。ただ、化け物女子大生は、トラブルメーカーの彼と「同じ匂い」がするタイプで、あまり物事を深く考えないそんなに真面目そうでもない方でして・・・。そこが気がかりではあるところです。
さて、そんな化け物女子大生二人と同時に今日、わたくしエッフがあいまみえるんですが、どうしても好戦的な性格が出てしまって、
「お二人はどのくらい仲良しなんですか?」
といきなり攻めた質問をしようかどうか迷っているという、これまた面白いことに脳内が暴れています。要は、「男性関係の話では盛り上がるが、実は仲良しではないのではないか」という仮説に基づいて、その女子大生二人の関係に疑心を埋め込もうという策なのですよね。もし、仲良しでもなさそうな雰囲気が少しでも出れば続いて、
「ああ、では実はお互い腹の内を探り合っているという感じですか?」
みたいなことを言ってしまいたい欲望に駆られています。いけませんね。これだから異性受けしないんですね。や、しかし聞いている限りだとこうした女性とは私は確実に相性があいませんから、嫌われるくらいがちょうどいいんだとか勝手に自分で言ってるんですが。「無駄に敵を作ると不利益が増えるだけ」と友人に諫言されているんですが、引きこもっている時分、どうも別に敵が増えようがどうということはない、という考えもあって脳内は今細胞たちが混乱しています。まあ、ここにこうやって書いて整理できているので、よほど遊び心が発動しない限りそんなことはないかもしれませんし、もしかしたらもっと狡猾にやるかもしれませんが、あまり考えないようにしましょう。
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