ボタンの掛け違い

先日、バイト先がブラック化しているという記事をあげました。

その事実は揺るぎません。ただ、知っている社員さんとかに話を聞いていると、少し違う実像が見えてくる。バイト衆もサボったり、ふざけたりしてるらしくて、それが店長が要領の悪いパートのおじいちゃんの仕事をバイト衆に回して酷使するのに繋がっているとのこと。


両方の言い分はわかる。

店長サイドは、


「バイト達はちゃんとやってないし暇してるんだからできねえパートの仕事やらせちまえ」


ってなっていて、バイトサイドは


「他のやつがやる仕事をなんで上から目線でやらされなきゃいけねえんだ」


と、ただでさえ俺より若くて反発心の強い年齢なもんだから反発して溝が深まる。

どっちにもそれなりに根拠のある言い分があると思う。確かに、契約を交わしているのだし、お金をもらっているのだからバイトはちゃんとやらなければいけない。だけど、そもそも雇ったのは店長たちなんじゃないんですかね・・・という気持ちも湧いてくる。雇った以上、手綱握っとかなきゃ。って。というか、一番迷惑なのは俺みたいな比較的真面目なバイトな気がする。とばっちりがくるから。うん。なんだ、一番の被害者って俺なんじゃないのか。まあ、それはおいといて。


結局、ちょっとしたボタンの掛け違いじゃないですけど、わずかなコミュニケーションの有無だと思うんですよね。例えば、自分ができないがために人に仕事をさせるんだったら、「やってくれてありがとうね」とか、「ごめんね」とか一言添えられたらいくら反抗的な子だったとしても「まあ大目に見てやるか」となると思う。或いは、できない方は感謝の気持ちを込めてたまにジュースおごってあげたりなんかしたら絶対違うよね。俺みたいに比較的忠実に仕事をする人だったら「エッフ君は頑張ってくれてるよ」と誰かがぼそっと言ってくれるだけでも違う。すぐに「時給あげろ」とかそういう話にならなくても、声掛け一つで変わる部分って、あると思うんですよね。それができないから今みたいな職場になってるんですけど、まあ学べることは自分が上司とか何かのリーダーになったら、そういう声かけができる人であれればいいなということです。今回はうまくまとまりました。おわり!閉廷!



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