具現化
「組織というのは、二年、三年、もっと先の事まで考えて運営しないとダメだと思う」
「学校の中に真面目にいると、従順な大人の出来上がり、ってなる」
「なんでも言う事には根拠を持たせないとな」
なんてことを、ろくに経験もしてない私が言っても全く説得力がないかもしれません。
色んな知識や賢い人のせりふをかき集めて、受け売りしてるだけっちゃそうなんですけど、自分なりに一生懸命語っている。この前、バイト先の後輩さんと上の台詞を交えて会話をしてた。その子は、おかしいと思ったときは先生にみんなの前でも反抗すると言ってたから、すげえな~って思わず口から出た。話の流れで、
「(エッフさんはそうやって)言わないんですか」
と言われたので、
「言えなかったな。とにかくじぶんは先生とか、権力者とか、そういうものが恐ろしくて仕方なかった。今もそう」
と返しました。ちょこちょこ反発する事はあってもね。
頭の中では権力など人が勝手に作った大したことないものだと思っているものの行動にそれを表す事が出来るほどの勇気がないというかなんというか。なかなか、そういう自分の弱点について率直に聞いてくれる人ってそういえばいなかったな・・・なんて感じながら、かれこれ一時間くらい話し込んでしまった。
ともかく、話を聞いてくれて、言葉のキャッチボールできたことが嬉しかったんだろうな。と思う。俺の中では、先輩後輩とか関係ないしね。それこそ、中学高校で先輩っていったら俺は恐ろしくて仕方なかったけど、「たかだか一年早く生まれたかとかその程度の話だよな」と冷静になると思います。それを言ったら流石に大変なことになるので黙ってるんですけどね。
最近は成人しているということもあってかまともに話を聞いてくれる存在がいなくて寂しい思いをしていたので、つかの間の憩いって感じでした。でも、余裕がありすぎて余裕がない子を自然に見下してしまう人になってしまうよりは、全然余裕がないからこそそういう人の気持ちをわかってあげようとする人になれる方がいいのかな~なんて思ったり。環境のせいにするのは甘えだって自分に言い聞かせてる。なんで誰もこうしてくれないんだ、って思うなら、自分がそういうやつになって自分と同じような気持ちを抱く人に寄り添える人になれ、って自分にいつも言ってる。なんか、今回は愚痴っぽいというか、自分語りっぽい回になってしまったけれども。
ゲーム脳なので、ゲームが終わった後のキャラクター紹介のところに
「エッフは孤独を抱える人達の「理解者が欲しい」という願いが具現化し、存在するようになった人物」という設定がつく日が来ればいいなと思っています。そしてみんなの孤独が無くなっていったら、自然と自分も消えていく・・・なんて展開があったら、多分安らかに逝けると思う。なんか、ドラマチックでかっこいいんだけど、そうはいかないんだろうな。
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