会話八陣の計

私は自分で自分の事を「コミュニケーション強者」だとはあまり意識したことがなくむしろ人見知りで喋る事ができない人間だという認識をしているんですが、バイト先で一緒だった人とかからすると「コミュニケーションは得意な方」という評価をいただくことが多いのですね。


SNSで知り合ったあるフォロワーさんとお会いした時の会話の中で、私が発した言葉で面白かったセリフと言われたのが、


「僕はあなたに口で勝てないから、戦い方を変えますね」


と言った台詞だったそう。

その方は非常に頭の回転が速くどんどん言葉が出てくる人でした。私もどちらかと言えばそうなんですが、格上はたくさんいるわけで。で、大体


「あ、この人は俺が知らない事を知っているな」「俺より口が良くまわるな」


と気付いた相手と会話するときは「(守り)」に回る。

論理の破たんしているような相手で自分より格下だと認識した相手に対しては「」のコミュニケーションで力で圧し勝つ。苛立ってたり相手が言ってることがおかしいときは「」か「」になる。相手が目上とかで、あまり議論になりそうにない感じなら「」「」に回る、という具合に相手によって戦い方をころころと変えるのが私の会話方法。


”会話”に関しては意外と器用なのかもしれない私なのですが、そんな私が苦手としている厄介なパターンがありまして。

それが、「頭は弱いが当たりは強い」タイプ。ものすごく強気で来るんだけど言ってることはめちゃくちゃ、やってることもウーンという人。ぴったり当てはまるのが私のバイト先の上司の一人にいまして、その人は仕事ができない人(簡単に言えば要領が悪い)なんですがその話は長くなるので別の機会に。で、そういう「頭は弱いが当たりが強い」っていうタイプの人ってのは大体敵意を出して向かってくるんですね。これがしんどい。


聞き役に回っても、論理がめちゃくちゃだから意味がわからない。質問しようとするが当たりが強いので跳ね返す。しかも敵意をむけて来る。こうなると、もう「受け流す」か「攻める」の二択なわけです。で、受け流せるほどの余裕があればいいんですが私はそこまではできないんですね。つまり相手を「格下」と認識した時に出てくる「攻め」の陣形で言葉が飛び出していくわけです。この「攻め」がみんなからの評価が最悪の「怖い、強い、きつい」の三原則が揃った陣形なので、戦いになっちゃう。この攻めの陣形が制御できるようになったら自律ができるようになったということになるんだと思います。攻めのコミュニケーションに入ってしまった私が起こした喧嘩は数知れず・・・。血圧が上がるのでみなさん、できるだけ怒らないで、笑おう。笑顔は大事。と、今回も会話が不時着でした。不時着させないとくだらない喧嘩話でどこまで飛んでいくかわかんないから多少はね?



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る