脱出船団航行編

第22話脱出船団航行記 その1

1945年5月15日 大西洋上


イギリス女王陛下を乗せた我々帝国海軍艦隊は脱出船団と離脱し船団と英国本国艦隊の大部分はカナダのハリファックスという港を目指すそうね。女王陛下はシンガポールに向かうということで空母イラストリアス、ビクトリアス、インドミダブル、フォーミダブルを主体とした空母機動部隊になるわね。それにKG5世級が加わる編成になるわね。

まあ、アタッカー級やルーラー級たち護衛空母郡と多数のエスコート艦隊はカナダに向かう船団護衛に回ったわね。

で、ユニコーンも同じくカナダに向かったわね。で、私たちはというと空母信濃にある予備機を使ってイギリス連中をぶっつけ本番で空母乗りにするべく猛訓練中ということになるわね。対潜哨戒を兼ねてね。まあ、戦艦ゆえに「働かざる者食うべからず」ということなんだろうねぇ。

まあ、私達帝国陸軍から派遣組は空母への着艦、発艦をマスターしているのですぐに感覚を取り戻したけれど問題はイギリス空軍連中の教育ということになるわね。

まあ、で、練習機材としてポンコツ旧型の九七式二号艦攻や九九式艦上爆撃機をつかった対潜哨戒任務に彼女たちを使わせることにしたわね。

で、私は旧型となった100式ああ。これは陸さんの名称だった。海軍名称三菱 零式艦上戦闘機53型爆撃戦闘機仕様をあてがわれて対潜哨戒と艦隊直衛任務を与えられたわね。

で、ダージリンたちは九七式二号艦攻をみて全金属製の単葉艦上機があるなんてと驚いていたようね。

まあ、英軍の艦上機ってまじで二枚羽のおんぼろソードフィッシュだったからね。で、後継機もアルバコアという二枚バネのポンコツだったので日本が見るに見かねて14試艦攻と彗星艦爆の設計図を送ってライセンス生産という運びになったからね。

まあ、流石の大英帝国も空母機動部隊主体とした艦隊編成にはついていけれなかったということかしらね~。

そして私たちは当初の予定ではジブラルタルを通過後マルタ、アレクサンドリアからスエズを抜けてインド洋に入る予定だったけれどどうも信濃の喫水と日本からのタンカーたちがでかすぎてスエズは無理ということなので急遽ケープタウン経由となるわね。

問題は赤道を越えてから南極近くを通るわけだけど南半球は冬でおまけに吠える海、荒れ狂う海を抜けることになるわけだからね~。これからどうなるやら・・・

まあ、だいたいの日課は朝夜明けとともに出撃して3時間指定された空域を偵察し

空母に戻り補給後午後から再び出撃し日没前に着艦というパターンになるわね。私達搭乗員はね。そして夕食後就寝というのが一日のサイクルだけどほかの連中とも違うわけでまあ、私たちは搭乗員達と一緒に寝起きしていたりするわけよ。

そうそう、海軍航空隊にも少数だけど女性の整備兵や航空機搭乗員がいたりするわね。まあ、大半は九州 陸上哨戒機「東海」の搭乗員が多いわね。


そして船団は日本からの補給船団とランデブーに成功したわね。


まあ、これから日本までまだまだ先は長いのよね~

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