第16話日本からの援軍到着
1944年11月26日 リバプール近郊の飛行場
11月に入りイギリスは曇りや雨が続く天気になり敵サイドからの空襲も行われなくなってきていた。まあ、その頃リバプールに日本からの増援艦隊が入港したわね。
どうやら東南アジアから大量の生ゴムに錫、マンガン、アルミなどの航空機用の材料
キニーネなどの薬品がイギリスにはいってきたわね。そして日本では第二線となった空母赤城、加賀、蒼龍、飛龍を含む空母機動部隊がやってきたわね。おまけに本国で先行量産されたという18試局地戦闘機「震電」60機と予備部品100機分がイギリス空軍基地に配備となったようね。まあ、本国では既に局地戦闘機「震電」が厚木などの主だった空軍、海軍基地に配備され迎撃機として活動しているようね。他にもイギリスからニッケルが輸入が順調らしく排気タービン装備の局地戦闘機「雷電」やらキ-87などの採用と装備が進んでると聞いたわね。まあ私たちはイギリスの地で活躍となるからね。
私はその頃ジェット機部隊で迎撃を行っていたけれどジェットエンジン製造工場ラインが敵B29の爆撃で被害を受けて予備エンジンの供給が途絶えて飛べない翼の状況になってしまったからね。で、敵コンバットボックスを打ち破るのにモスキートやグリフォンスワローを使っても敵ボックスを打ち破るのは困難だったわね。
で、まあ、現場ではぶっ壊れたエンジンをオーバーホールしたりしてやってはいるけれど稼働率はとうとう1割を切るような有様になったわね。で、私たちは以前のスワローで夜間迎撃任務をこなしている状況になるわね。
で、日本からの増援というのは飛行機だけではなく他にも4式中戦車2式自走砲、3式砲戦車などの陸軍の兵隊4個師団がイギリス本土へと増援が来たようすであった。
まあ、大陸から撤退している状況なので可能といえば可能だけどねぇ・・・。
そんな感じで私たちのケルビム隊に優先的に局地戦闘機「震電」が配備され直ちに迎撃任務に就くことになった。
試験飛行で飛ばした感想だけど上昇力はジェットの方が分がいいかな。で、最高速度は遜色はない。スロットルの応答性は震電が上だね。機動性も良い。なんというかレシプロ機の最高傑作と整備長が言っていたけれどそれを実感したわね。
そして冬を迎える事になる・・・
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