第12話ケルビム隊に特殊任務が下る後編

そして機を飛ばした私たちは蜂の巣を突っついたような飛行場を尻目に一路ロンドンを目指してジェットを飛ばしていた。


そして隊内無線が入る。

「どうやらジェットの送り狼は無いみたいやな。弾薬庫や燃料庫に格納庫を爆破したからしばらく基地の使用は無理やろうな」

「ですね。ですが11時の方向に厄介な機体が来たようですぜ。新型のフォッケのようですが・・・」

「そうやな。もしかしてウチラを味方と思ってるとか」

「だといいのですが。どうやら私たちを基地に誘導しようとしているようですよ。

爆発して逃げてきたと思っているようです。答えます」

で、私は敵機はあの基地にとどまっていると伝える。そして誘導してくれる2機のフォッケの後方についてそのまま撃ち落とす。

そして私たちは全速力でそのままドーバー海峡を越えることに成功はしたわね。


そしてドーバー近郊で迎撃に来た英軍に対して”我は敵にあらず。撃つな”と言い。

英軍が使用する無線周波数に切り替えありったけの通信で味方であることを伝える。


そしてそのまま私たちは多数の英軍機に囲まれてドーバー近郊の飛行場へと下ろされ、そして多数の銃をもった兵隊に囲まれることになったわね。

で、ドイツ語で風防を開けて両手を上げろと言ってきたと隊長からいわれて私もそのとおりにしたわね。

で、私が英語で話すと奴らも何かを察したようで皆銃を下ろして敬礼していたわね。


そして、胴体内部の場所にSASの隊員がいると伝えると、兵士たちはハッチを開けてなかにいた隊員を助け出しそのまま二人は救急車で運ばれ。私たちは事の次第を知りたい将校の尋問に答えることになった。


「さて、事の次第を全て話してもらおうか」

「ですが、機密任務故に詳しいことは離せませんよ」

「構わん。概要だけでいい」

「わかりました」

そして私たちはドイツ軍の技術将校たちの亡命任務で輸送機の護衛を勤め上げ無事に英軍制空権内まで護衛に成功したが敵追撃機の交戦中に新型ジェットと遭遇して撃墜され、フランス領土に不時着。現地にいたSAS隊員と合流し彼らの任務を手伝い。

敵飛行場から新型ジェットの奪取に成功したということを基地司令につたえていた。

どうやら例のモスキートは無傷とは行かないまでも、どうにかドーバー飛行場にたどり着き亡命した技術士官たちはそのまま後方の工業地帯であるグラスゴーのホーカーの工場へと移送されたようね。あと、フォンブラウン博士やらオットーハーンというロケット技師や核物理学者たちもいたようね。

この作戦の成功が後の戦局を大きく左右することになるとはそのときはまだ私たちはわかりもしなかったけどね。





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