第11話ケルビム隊に特殊任務が与えられる 中編

1944年5月

この日の深夜に亡命する技術将校たちを乗せたモスキートがフランス。ルアーブル近郊の臨時飛行場から飛び立つ我々はその護衛任務としてモスキートとともにルアーブルに向いそこで燃料補給を行いモスキートが飛び立った直後に我々も飛び立つ段取りになっていた。


そして臨時飛行場ではレジスタンスたちが用意していたガソリンを補給し我々は離陸した。


そして所定通り私たちはモスキートが飛行する高度8000の上空でモスキートを護衛を行っていた。

天候はかなり悪天候であり敵機の様子は今のところなしだったそしてあと15分でイギリス本土に到着する地点で私たちは敵機を発見した。

「敵発見しました」

「おっしゃあ。わかってるやろうがレーダー攪乱材を巻くんやで」

「はい。投下します」

そしてレーダーをごまかすアルミ箔をばら撒いて敵機のレーダーを攪乱に成功した。

「しかし妙ですよ。よほど自身があるのか排気炎を出してるなんてね。攻撃します」

私は機械の如く増槽を落として敵機の後方についたのは良かったが思いがけない攻撃をうけて咄嗟に機をひねる

「てき夜間戦闘機はどうやら回転銃座装備のようです上方からの攻撃は危険です。

敵下面からアタックしてみます」

そして私が敵機の下部から攻撃すると見事に敵夜間戦闘機は火を吹いて落ちていった。

「撃墜しました」

「そうやな。でも、新手が来たようやで。数は4機」

「モスキートはどうやら海面すれすれまで降下してイギリス軍の制空権に逃げ込んだようだけど私たちはこれまでかもね」

「そうやな。でも、やるしかないんや。イクで~」

「はいな」

で、その時交戦した機がドイツが生んだ新型のジェット機と交戦した。まあ、敵もまだ未熟なエンジンなのか途中で引き上げて結局2対2の空戦になったわね。で、結果だけどお互いに落ちちゃったわね。


で。救命胴衣と非常用ゴムボートが機体に装備されていたので私たちは二人でイギリスの海岸目指して漕ぎ出したはずがフランスに流されちゃったわけよ。


で、これからどうするかという。問題にぶち当たったわね~。

「隊長も無事でなによりです」

「そうやな。ここはフランスやろうけれどどのあたりにあるかやな」

「そうですね。とりあえず生き延びることを先決でしょうね」

「そうやな」

で、私たちは街に向かおうとすると私たちに向かってくる集団がいたので護身用の銃を手にしていたが意外な部隊と合流したわね。


「君たちはイギリス空軍の連中か」

「そうだけど。名を名乗るのが礼儀じゃあないか」

「ごもっともだ。俺たちは英国陸軍空挺団通称SAS所属のタスケ・キートン曹長だ」

「同じく英国陸軍空挺団SAS所属。ジョン・トレーシー伍長であります」

「私は瑞雲ユキ。大日本帝国陸軍准尉今は客将としてイギリス空軍少尉待遇だけどね」

「うちは神谷晴子。帝国陸軍大尉や同じくイギリス空軍大尉でもある。まあ、特殊任務中に敵と交戦してこのざまや原隊復帰しようになぁ」

「そうですか。実は我々も原隊復帰するチャンスを狙っているんですが。如何せんパイロットがいないのでどうしようかと」

「ところであんたら2人か」

「ええ。ほかの仲間は皆やられてしまいました。ダンケルク撤退の際に取り残されてしまっていままでレジスタンス活動をしていたのですが・・・」

「そうかなら話はまとまったな。で、飛行機を奪うんか」

「ええ。ここはカレー近郊の飛行場から奴ら新型のジェット機を使ってファイタースイープを行う算段なんです。で、我々はそれを奪取して逃げ出そうと思ったのですが・・・」

「そうやけど無謀にもほどがあるで。でも、それしか今の状況を打破は無理やろうな。ウチもユキも能力はどうあれ女や。戦場で女がいたらどうなるかユキあんたもわかるやろ」

「犯されて嬲りものにされて性奴隷ってやつね」

「そうや。あんた未通女おぼこやろ」

「そうなるね。まだ誰も男とはやってないわね」

「いいね~。その新鮮さ。うちはヤっちゃったけどね。まあ、それはともかくどうせならやるしかない。そうやろ」

「ですね」

「じゃあ話は決まった。あんたらはどうする」

「もちろん協力しますよ。脱出に同行します」

「よっしゃ。決まりや」

そして私たちは敵飛行場に忍び込むことになった。まあ、私たちはいわゆる娼館のから派遣された娼婦という触れ込みで基地に潜入に成功したわね。

そしてその夜

「で、これからどうするのよ」

「ここに爆薬を仕掛けておきます」

「で、私たちはそのまま格納庫に行って分捕るわけね」

「そうです」

「じゃあ急ぎましょ」

そんな感じで小屋が爆発し混乱した隙に私たちは格納庫に潜り込み他の機体を飛べなくさせてSASの連中を使ってエンジンを始動させ後部のハッチに潜り込ませてそのまま滑走路へ移動させそのまま離陸することに成功した私たちであったがここからまた修羅場となるとは思いもしなかった。

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