第一王女マリア・エリザベス

 第1章より登場。

 現在、レイナの魂が入っている肉体の本来の持ち主。


 以下、第5章の時点での彼女のデータである。

 

【本名】マリア・エリザベス

【年齢】17才

【身長】168cm

【瞳の色】青い瞳

【髪の色】金髪  

【身分】アドリアナ王国 第一王女

【家族】

 父親 ルーカス・エドワルド (アドリアナ王国 国王)

 母親 エリーゼ・シエナ (アドリアナ王国 王妃)

 兄  ジョセフ・エドワード (アドリアナ王国 第一王子)

 弟  ※弟はマリアの手にかかり、生まれることができなかった。


 波打つ金色の髪、白く透き通った肌、青く輝く瞳、まるで天使か妖精、あるいは女神か――生も死も、過去も未来も、善も悪も、彼女の前では何もかも意味をなさなくなるような絶世の美貌の持ち主。

 おそらく作中の女性キャラの美貌ランキングでは、これからも不動の1位であり続けるであろう人物だが、性格は一番最悪である。というよりも、”性格が悪い”という次元などは飛び越えている。

 残虐で淫乱な悪魔のごとき彼女の魂には、人間としてあるべきものが最初からないのだ。彼女が過去にしでかした罪によって”レイナ”が殺されそうになったことは一度や二度ではない。


 拷問などにも強い興味を示し、またその性癖も近親相姦好きの凌辱好きといった幾重にも歪んだものである。魔導士フランシスとの肉体関係はもちろん、その他の男性経験も多数あり(おそらく2ケタいっている)、今現在の一番お気に入りの男は人形職人オーガスト・セオドア・グッドマンである。しかし、彼女の歪んだ性欲の一番の対象は、兄のジョセフ王子であっただろう。


 第2章にて、アンバーを殺害したことにより、フランシスの逆鱗にふれ、その魂をも八つ裂きにされた。だが、人形職人のオーガストの献身的な愛によって、その生を今もなんとか紡いでいる。

 第1章ならび第2章においては、相当の悪女ぶりであったが、第5章時点の神人の船にいる今の彼女はちょっと大人しい。


※余談であるが、作者はこの強烈なマリア・エリザベスを軸とするエピソードを書いている時が一番筆が早く進む。

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