国王ルーカス・エドワルド

 第3章にて登場。

 

【本名】ルーカス・エドワルド

【年齢】46才

【身長】182cm

【身分】アドリアナ王国 国王

【家族】親類縁者は多々いるはずであるが、作中における重要人物のみ

 妻 エリーゼ・シエナ (アドリアナ王国 王妃)

 長男  ジョセフ・エドワード (アドリアナ王国 第一王子)

 長女  マリア・エリザベス (アドリアナ王国 第一王女)

 次男  ※しかし、次男は長女の手にかかり、生まれることができなかった。



 ジョセフとマリアの父親であり、現在のアドリアナ王国の国王。

 第4章にて、本作のヒーローたちにに正式な宣旨(ユーフェミア国を救え!)を下した人物。


 レイナが「王様」と言われて思い描いてしまう脳内想像図により近い外見であり、彼の何人たりとも侵させない一国の主としての威厳が、レイナに強烈な印象を残した。


 彼は形だけの国王ではなくまずまずの賢君であり、民たちからの支持率も高い。どちらかというと、古来からの風習や慣例に非常に重きを置き、非常に保守的な考え方の持ち主ではあるらしい。


 為政者としては充分に及第点だ。

 しかし、1人の父親として見たらどうだろう?

 アドリアナ王国の最高位の地位にある父親ならび母親(彼の妻である王妃エリーゼ・シエナ)は、自分たちの子供であるマリア王女(正確に言うなら彼女が起こした殺人や傷害などの罪の後始末)を、同じく自分たちの子供であるジョセフ王子に任せきりにしていたのだ。


 今現在も、自分の娘の肉体に、どこの馬の骨の者とも知れぬ者の魂が入っているというのにルーカス・エドワルドはなおも”娘”から目をそらし続けることを選択していいる様子が見られた。

 いや、むしろ、今の娘の中にある”少女の魂”は罪を犯す可能性など皆無である極めて真っ当な魂であることに、ひっそりと胸をなでおろしているのかもしれない。

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