王妃エリーゼ・シエナ
回想シーンに登場、もしくは彼女のことを知っている人の口によって語られるのみ。
【本名】エリーゼ・シエナ (嫁入り前の名はエリーゼ・シエナ・ローガン)
【年齢】43才
【身長】不明
【身分】アドリアナ王国 王妃
【家族】親類縁者は多々いるはずであるが、作中における重要人物のみ
夫 ルーカス・エドワルド (アドリアナ王国 王妃)
長男 ジョセフ・エドワード (アドリアナ王国 第一王子)
長女 マリア・エリザベス (アドリアナ王国 第一王女)
次男 ※しかし、次男は長女の手にかかり、生まれることができなかった。
現在のアドリアナ王国の王妃。
精神を病み、部屋に閉じこもりきりで、王妃としての責務を(さらに言うなら母親としての責任も)果たしておらず、第5章においても未登場。
約12年ほど前に、長女マリアの仕業で第3子(次男)を流産した。
その後、彼女はマリアの中に巣食う底知れぬ闇に恐れを抱き、マリアの名を聞くだけで怯えるまでとなっている。マリアが姿を見せようものなら、絶叫するらしい。
嫁入り前は「永遠の少女」といった大変に愛らしい容貌であったとのことである。
だが、今現在は諸悪の根源のマリアが言うに「肌はガサガサに荒れて、粉をふき、髪もだいぶ薄くなってちゃってる」らしく、また、彼女がバルコニーから飛び降りようとしたのを止めに入った兵士隊長パトリック・イアン・ヒンドリーが思い出すには「大の男でも後ずさってしまうほど面替わりしていた」とも……
この人はマリアのような淫乱・残虐などと言った性質ではないようだ。むしろ繊細すぎるほどの人なのだろう。
しかし、”一国の王妃としての器”で見たら、厳しいものである。
王妃となるよりもそこそこの貴族の奥方として、一生周りの者たちに”守られて”過ごしていた方が彼女にはあっていたのかもしれない。
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