応援コメント

第12話釘宮又三郎議員となる人物と会談する」への応援コメント

  • 読んだよ。

    自称国士連中の大罵声を浴びながら、警察が出る騒ぎになった横須賀での独演会の後の時に二人は出会ったのだろう

    「こちら宜しいかしら?」

    「ああ、構わんが」と答えた釘宮先生の隣に座った尼さんは尋ねる

    「あなた、釘宮先生にございましょう。軍部に対する発言は新聞で伺っておりますよ」

    「あなた、誰なんだ?」

    尼さんなのに軍事に興味あるのはどういうことだと訝しがる釘宮に尼は記念館三笠を指差してあれが私でございますと言う。

    「おはん、正気なのか!?」

    「お疑いならこれをご覧になるのが良い!」

    と手を差し出す尼の袖口には皇族しか許されない(当時なら不敬に問われる)菊の御紋章が刺繍されている上に首元に大勲位勲章をつけていたので驚く釘宮

    「ようやく理解されたようですね・・釘宮先生」

    と勝ち誇った顔で言い返す三笠

    作者からの返信

    「うむ。理解はした。で、おはん、おいを殺るつもりか。おいは軍の大縮小と再編を唱えているのだが海軍の長であるそなたにとってはおいは不倶戴天の天敵じゃろ。で、殺るのか。だが、たとえ殺されてもおいの信念は変わらん」

    三笠は言う
    「いえ。なぜそのような海軍などの再編をそれほどまでにいうのか理由を知りたくて」
    「そうか。ならば言おう。これを聴いて狂人と思うかもやしれん。だが、一日、二日ならば悪夢といえるだろうが1週間も国が滅ぶ夢をみたのならばこれは天からの警告とわしは思ったのだ。具体的にはだな・・・」
    そして艦隊はあるのに燃料や弾薬、資材を運ぶ商船は敵に真っ先に食われて護衛艦艇はなく最後は主力艦全てが港に沈み街という町が全て焼け野原になるという話だった。

    「それを防ぐにはと思い欧州大戦のエゲレスの戦術、戦略を研究してみてな。同じ島国の日本も参考にするために簡便で量産可能な小型護衛艦艇の拡充が必要になるとわしはおもったのだ。今ならまだ間に合うとおもってな。だが、それをよく思わないのがあの東郷閣下たちが牛耳る艦隊派の連中じゃよ。まあ、おいはおいの戦場で戦うとしようかね」
    と、まあ彼とは一期一会でしたが印象にのこったんでしょうね