第7話司令長官着任

いよいよ連合艦隊司令長官である。東郷平八郎氏が着任なされた。まあ、下馬評としてはパッとしないダメ司令だのなんだのという評判で。朝日や浪速たちはどうして上村氏などを採用しなかったかという文句が多かったわね。

で、私としてはイギリスでビクトリー姉さんが東郷はきっとネルソンの再来となるという言葉を信じてみようと思うわね。

で、浪速が私に言ってきた。

「姉さま。上層部は何を思ってあのような人を連合艦隊司令長官に任命さなれたのでしょうか。私には不思議でなりません」というと私は答える。

「おそらく山本元帥には東郷さんの持つオーラを感じたのかもしれません。あの人はいわゆる「優秀な怠け者」を地で行くタイプでしょう。それに本当に無能だとすれば今頃予備役となっている。そうじゃあないかしら浪速」

「むー。そうかもしれませんね。たしかに人が決めたことなら私たちは素直にそれに従うしかないのですね」

「そうです。例えそれが理不尽な要求だとしてもです」

そして状況はますます悪化しとうとう日本とロシアとの戦争が始まったわね。

まあ、詳しいことは後日話そうと思います

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