花子さん

 いつも行っていた飲み屋で出禁を食らってしまったのだ。美人な女将がやっている飲み屋だったのだがお金もちに支配されていたのである。お金持ちがトイレに入ると、お金持ちがトイレで商売を始めて、有料トイレにしたのである。トイレ一回1000円と言われたのである。居酒屋もお金持ちにお金をもらっていたから黙殺していたのである。結局世の中はお金なのである。私はトイレに行きたくなったが1000円は払いたくなかったのである。だからおしっことうんこを漏らしたのである。


「お前ら、プライドはないのか!!」


 私は居酒屋の人々に言い放ったのである。美人な女将に言ったのである。そしたら女将は


「私は美人よ。」


 と言ったのである。堪らなくなった私はその糞便を女将に投げつけたのであるががーっ!!


 ブレーキキーッ!!


 ひーっ!!


 どんどんどんどん!!


 金持ちたちがトイレから出てきたのである。


「トイレに花子さんが出ましたーっ!!」


 ぎょえーっ!!


 トイレの花子さんなんて学校だけの話なんじゃないかと思ったのである。そしていたらトイレから女の子が一人とことこと歩いてきたのである。額に『花子』と刺青を入れているのである。道理で花子と名前までわかるものだと私は納得したのである。


「花子が出たわーっ!!」


「花子よーっ!!落とし穴落とし穴ーっ!!」


「大変花子よ落とし穴ー!!」


「大変大変ー!!」


 店の人らが騒ぎ出したのである。まるで以前にも花子が現れたかのような騒ぎ方だったのである。


「落とし穴!!ポチーッ!!」


 女将はそう言って何かボタンをおしたようただった。するとががーっ!!と穴が開き、花子がいた地面に穴が空いてストーン、ドズッと音がしたのである。なんだか嫌な音だったのである。大変だ!と思い、私は119番に連絡し、110番通報もしたのである。通報したら、出禁になった。


 完

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る