きのこ採り会議

 きのこ採りは大変難しいものでして、誰がなんと言っても難しいものなのです。なぜならきのこはそこら中に生えているようでそんな生えていないからです。美佐子はきのこ採りがいかに難しいことかをチームの仲間に伝えようと思いました。


「きのこ採りはとても難しいんだよ。とってもね。」


「そんなバナナ」


 チームのみんなはびっくりしました。みんながいかにきのこ採りを舐めていたかがわかりますね。美佐子はショックを受けました。それと同時に、少し安心しました。ああ、きのこ採りに行く前に、この機会を設けることができてよかった。


「まったく、きのこ採りは難しいのよ。なぜならきのこはそこら中に生えているようでそんな生えていないからです。」


「そんなバナナ。」


 みんなそう言って、バナナを食べています。


「バナナうめぇ〜。」


「うめぇ〜。」


 こいつらは、きのこ採りを舐めているな。と、美佐子は考えました。なぜならきのこ採り会議中にバナナを食べているためです。


「あなたたち、きのこ採りを舐めすぎよ。きのこ採りは大変なの。なぜならきのこはそこら中に生えているようでそんな生えていないからです。」


 と美佐子は言いました。


「あ、きのこだ!!」


 チームの1人が言いました。見ると、椅子の腐ったところにキノコが生えています。


「きのこ生えててワロタ!!きのこそこら中に生えててワロタ!!」


 チームの人はきのこをゲットしました。これはいけないと美佐子は思いました。なぜならきのこはそこら中に生えているようでそんな生えていないからです。


「みんな、きのこはそこら中に生えているようでそんな生えていないからです。」


 と美佐子は言いました。


 完

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