横断歩ドーン
信号待ちなう。青になれ、青になれ。
ピッコン
青になった。右見て、左見て、もう一度右見て、、、、、、駄目だ、自分の周囲だけ見回していては、グローバル時代、世界を見よう、世界を。
私はアメリカへ飛び立った。
ブーーーーン
グッバイ、横断歩道
着いた。長旅だった。疲れたな。しかし、着いたのだ。イエー、アメリカ。ディス イズ ザ ワールド
でも、よく考えたら、さっき周囲を見回していたのは安全確認のためで、知見を広げるためとかじゃなかったよーな。私は、アメリカに来るより、横断歩道を渡らなければいけなかったのではないか。ああ、これでは本末転倒だ。早く、帰らなきゃ。待ってろ、横断歩道。
飛行機、のりのり
ブーーーーン
帰ってきた。横断歩道、久しぶり。待っててくれて、ありがとう。信号は、青だ。
右見て、左見て、もう一度右を見て、、大丈夫。渡ろう。
トコトコトコトコ、トコトコトコトコ、、、ドーーーーーーン
突然、視界が暗くなり、衝撃が身体を走った。何が起こった、何が起こった。上から光が差し込んでくるぞ。そうか、私は、落ちたのだ。深い、深い、穴に。ああ、横断歩道じゃなくて、横断歩ドーンだったのか。まあ、梯子があったから、登れたけれど。
この小説、何が言いたかったのだろう。自分の足元を見て、着実に進め、ということかな??!!
完
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます