第4話 花織の始まり
2000年12月。
蒼井家に長女が生まれた。名前は花織(かおり)。
2002年に弟の優弦(ゆづる)、2004年に妹の詩織(しおり)が生まれた。
しかし、2005年に父・宗助(そうすけ)が亡くなってしまった。
2007年・2009年に花織と優弦はベローネ学院の試験を受けた。
2人は見事に合格したのだった。
そしてある日、母の優花(ゆうか)は
「新しいお父さんが来たわよ。」と言った。
その新しい父は、葉菜の父であった優馬だった。
優馬は花菜子と離婚してからしばらく、
優花に相談にのってもらっていたことがきっかけで結婚した。
華子は花織と優弦がベローネ学院にいることを知り、
2人の結婚に大賛成したのだった。
月日は流れ、2011年4月。
東日本大震災のこともあり、少し被害を受けた家だったが、
無事に詩織もベローネ学院に合格した。
小学5年生、小学3年生、小学1年生になった。
そして、2010年には優花と優馬は子供を授かった。
男の子で、広也(ひろや)という。
今、2011年5月頃には双子が生まれる予定だ。
・・・・しかし・・・・・
双子の予定だったのが流産してしまい1人しか生まれて来なかった。
しかももう1人の子は2012年、たった1歳で亡くなってしまった。
そんな中、小学6年生となっていた花織は、
中学受験へと向かっていたのだった。
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