第2話 葉菜の試験

ついにベローネ学院の試験が始まった。

問題をすべて読み通す。

現在は14時5分。残りあと1時間55分!!

問題は学年ごとになっていた。1・2年、3・4年、5・6年と。

1・2年を20分で終わらせた葉菜。続いて3・4年にとりかかる。

これも20分で終わり、残り時間1時間15分!!

5・6年も余裕でいけると思ったが・・・・・・・・・・・・


小6・問5(社会) 有名な水墨画を描いたのは? 

                答え・雪州

小6・問6(理科) 植物は何を吸って何をはく? 

                答え・酸素を吸って二炭化酸素をはく


まだ6歳なもんだから、漢字が合っていない。

これは葉菜のゆういつの欠点だった。


「残り30分!」

試験官が言う。一気に全員のスピードがアップした。

問題はあと24問もあるのに!!


急いで全問を解き終えたが、残り時間は5分。

全部の問題の見直しをするのには時間が無い。

しょうがなく、時間が過ぎるのを待っていた。


「終了!解答用紙はふせて机に置いてください。

 次は面接なので、急いで退出してください。」

6歳の葉菜には何を言っているのか分からなかった。

だが、隣の子のをまねして教室をあとにした。


葉菜の受験番号は236。

葉菜が面接を受ける所は、受験番号200~250の面接室5だった。

あっという間に時間は過ぎて行った。

「次、236番の人。」

「はい。」

葉菜は軽く返事をした。

まずはお辞儀して、あいさつをした。

「お座りください」と言われるのを待っていたが、

何も言われないので黙っていすに座った。


面接もスムーズに終えて、受験が終わり、

あとは合格発表のみだった・・・・・・・・・・・・・・・


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