過去への誘い

 さて、ここに過去への道がある。


 それは、ひとりの少女との出会い。


 彼のことをより深く知りたいのなら、こちらの道を歩むといい。


 決して薦めはしない。


 彼を知れば知るほど、その闇が尽きることがないことを、思いしるだけなのだから。


 進むのならば、


 覚悟をするといいだろう。



 僕?


 僕は彼の側に寄り添い、共に道を歩むもの。


 気にしなくてくれていい。


 僕はいてもいなくても、誰が気にするべくもない。


 道化とでも思ってくれれば。


 さあ、話が長くなってしまったようだ。


 進んでくれ。

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