第6話「ぼうけんしゃ」

「うおおおおおおおおおおおおお!!!!」


 これこそ異世界ファンタジー、亜人に獣人に中世風の町並みっ。お、あの馬車を引いてるのはスレイプニルってやつじゃないのか!? 足がほんとに8本ある、かっけぇ。まじかまじかぁぁ、何か興奮してきたああああ!!


 無事、ボタンとも合流でき順調に目的地までの道のりを進んでいたミナセ達は、ようやく王国の中心都市、王都にたどり着いた。まぁ王都に入る時に兵士達にココナッツ村と同じくだりをしたが、どうやらこの国は色んな種族が生活している為、そこまで厳しくなかったので意外とすんなり入れた。人間と一緒に旅をしているなら魔物の類ではないのだろうとのご判断だったようだ。


 てか俺よりも皆、美女2人に目がいっていたから俺のことなんか興味がなかった様にも感じたけどね。まったくそれでも王都門を守る兵士かってんだ!!


 若干、この国の兵士達に不安を覚えるが目の前に広がる光景にそんな些細な事は吹き飛んでしまった。

 なにせミナセ達の目の前にはケモミミを生やした冒険者然とした若者、腰に斧をぶら下げたホビット様な小さなおじさん。中央にある大通りには幌馬車を力強く引く8本足のスレイプニルや恐竜のような大トカゲ……まさにゲームの中でしか見たことがないような光景が広がっているのだ。

 褐色のレンガでできた家々もまるで海外に来たような雰囲気を醸し出していた。露天も多く出ており人の多さも合わせて、お祭りと間違えてもおかしくない状態だった。


「ジュン……ジュン!! すごい人がいっぱいだよ、何かいい匂いもするし、お腹すいたよ。何か食べようよ!」


「ボタンに賛成ー! じゅんちゃんあそこにあるお肉串刺しにしたやつ、いい匂いするよー。食べようよー」


「……僕、あの鳥の丸焼きがいい……」


「こら! 皆、フラフラしないのっ。まずはギルドってとこに行くってご主人が言ってたでしょ。あっ、ボタン戻って来なさい!!」


 露天から流れてくる食欲をそそる香りに、みんな鼻をひくつかせながら匂いの元へフラフラと歩きだしていた。それをコアが一生懸命とめてはいるが、微妙に鼻がひくつきそれを我慢する様に口をキュッと結ぶ姿はとても愛らしかった。


 観光地にきた修学旅行生と引率の先生みたい……。ふふっ、何か学生時代を思い出すなぁ。


 学生時代も平々凡々だったミナセは、はしゃいでる輪に自分がいる事が何か嬉しかった。修学旅行に嫌な思い出もなかったのだが、ここまでワイワイする事もなかったからだ。なのでコアには悪いが正直、嬉しさと楽しさでいっぱいなのである。


 だって女の子と同じグループでキャッキャウフフなんて、リア充しかできない行為じゃないかっ!


 相手は自分の愛猫とはいえ今は超絶美人と超絶美少年の集団だ。すれ違う人々が顔を赤くし目を奪われた様にぼーっとする様は、ずっと地味なグループで生活していたミナセには経験した事のない現象だった。


 それに自分の愛猫に目を奪われるなんて何とも自尊心をくすぐられるではないか。


「そうだね、コアの言う通りまずはギルドに行って情報聞かないと。ご飯はその後だね」


 2人の大きなブーイングと1人の小さなため息が後ろから聞こえてきたが、まずはサチの情報とこの世界の詳しい話しを得てからじゃないと、安心して街も歩けなくなってしまう。

 兵士によると冒険者ギルドは飲食街、商店街、宿場街を抜けた先にあるらしい。王都の周りは高い壁に囲まれており、外から魔物が侵入出来ない様になっている。もちろん村でも聞いた通り鳥の様な魔物も多いため全てが防げる訳ではないのだが、それでもかなりしっかり守られてるという印象を抱いた。壁の上でも戦闘が可能の様で下から見上げても幾人かの兵士と大型のクロスボウの様なものが見えた。


 冒険者ギルドがあるのは今ミナセ達がいる露天が多いエリアを、大通り沿いに真っ直ぐ中心に向かっていけばあると言われた。酒場が多くなるともうすぐだそうだ。その先は更に壁がぐるっと囲み、中心に向かって行くほど位が高い人達が住む住宅街が広がっているそうだ。壁で囲まれていると言ってもミナセ達の位置より高くなっているので中心にある城まではっきり見ることができた。


 まだ昼前ということもあって宿場街から先は人がまばらにしかいなかった。この世界もご多分にもれず朝からしっかり働いているのだろう。おかげでスムーズにギルドを発見することができた。


 さてどうやってギルドを見つけたか不思議に思っただろうが、何とこの世界の文字が普通に読めるのだ。文字自体は見たこともない形だったのだが、まるで昔からその文字を使ってきたみたいに読めた。今まで会話もできていたので気にもしなかったが、まさか自分も含め、残りの4人も文字まで読めるとは「ご都合主義とは何と素晴らしいものなのだ!」とミナセは思わず口にしてしまった。


「さてと、じゃあ入るけどコアここから先はお願いね」


「はい、任せて下さい!」


 ココナッツ村と王都の兵士で分かったが、どうやら猫がしゃべるのは珍しい様でいちいち説明が面倒なのだ。なので今回は1番しっかり者のコアに任せてミナセは黙っている事にした。


 木でできたしっかりとしたドアを開けると、中はまばらにしか人がいなかった。木製のテーブルと椅子が並び、端には簡単に飲み食いできる様なカウンターがあった。そこで静かにグラスを磨くやや厳ついおっさんが、ミナセ達をちらりとみやると興味なさげにまたグラスに視線を戻した。そこで暇そうに飲み物を飲む壮年の男性や、大きな掲示板の前で少なくなった依頼書を眺めてる若者達ぐらいしか中にはいなかった。奥にいくと5つに仕切られたカウンターがあり、そのうち2つに女の子が暇そうに座っていた。

 やはり昼前ともなると冒険者達は依頼をこなしに出ていっているようだ。


 活気の無さ以外は予想していた通りの風景が広がっていた。


 その内の1つに進んでいくと、ようやく暇から解放される! といった顔を一瞬見せ、それを隠すようにすぐ営業スマイルをこちらに向けてきた。


「いらっしゃいませ。どのようなご用件でしょうか?」


「すみません。人を探していまして何か情報があればと思い来ました」


「なるほど。探し人の情報ですと内容に関係なく10シルバーかかりますがよろしいですか?」


「えっ、有料なの!!!」


 なるべく節約したいミナセはまさかの有料に思わず声を出してしまった。確かにこの様な世界で無償で情報が買えるわけがない、と少し考えれば分かるものなのだが、ネットをいじれば膨大な情報の海に簡単にたどり着けてきたミナセは、この世界でも簡単に手に入ると思ってしまったのだ。


 しまった! せっかくコアが話すって決めたのに、これじゃまた説明しなくちゃ……。


 受付嬢は一瞬、ビックリした顔をミナセに向けたが、また営業スマイルに戻し説明を始めた。


「ええ、無償で情報を提供しますと良からぬ事に使う方がいまして……申し訳ないのですがギルドの規定で、料金の方がかかってしまいます。ギルドに登録されている冒険者の方は登録時に書類等を書いてもらって、身元がはっきりしているので全てではないにしろ無償で提供しているのですが……」


「あぁ、なるほど……。ちなみに冒険者に登録するとなると何が必要で、どんな事ができるんですか?」


 どうやら受付嬢は猫がしゃべる事に何もつっこんでこないようなので、ミナセは普通に話す事にした。それに一度声を出してしまったのだ、今更無言を貫いても仕様がないだろう。こういう職業だと詮索屋は嫌われるって事なのかもしれない。


「冒険者登録ですと簡単な書類の記入、あとは1人1シルバーの登録料がかかります。冒険者になりますと先程いった情報の無償提供、ただし情報の内容次第で有償になったりもしくは提供できない事もあります。国の機密事項などがそれにあたりますね。後はプレートで身分証明ができそのまま入国等ができる事。他の商会ギルドや衛兵ギルド、公の施設等が通常よりも割引で利用できるといった点があります。ただしそれだけですと割引目的や情報目的で登録だけする方が増えてしまうので、それを防止するのを含め3ヶ月間何も依頼を達成してない方はプレートを剥奪されてしまいます。もちろん長期の依頼や怪我などで受けれない場合は、こちらに申請を出して頂ければ3ヶ月を過ぎても大丈夫です。怪我で休む際は医師の診断書を持ってきて頂く形になります」


 なるほど……。プレートを見せるだけで通れるのはありがたいな。それに10シルバー払うぐらいなら5人登録して5シルバーだし……。少しは手元にお金が残るか。これは登録した方が今後も便利だな。でも依頼か……生活していく為にもお金は必要だけどなるべく危険な事はしたくないんだよな。


「すみません、依頼というのは初心者でも達成できる様な難易度なのですか?」


 ミナセの不安気な顔を見て受付嬢はニッコリと笑うと説明を続けてくれた。


「いえ、初心者の方におすすめしているのは基本、壁の内側……街での依頼がほとんどです。力仕事や雑用が主ですが魔物の討伐よりもだんぜん命の危険がないので、それでプレートを維持している方は多いですね。もちろん外に出て魔物を狩りたいというのであればそれは自己責任になるのでこちらとしてはランクにあった依頼をお願いするだけで特に問題はありません」


 受付嬢に言われた内容をしっかり頭の中で反芻し、ミナセ猫達に向き直った。


「皆……冒険者登録しようと思うんだけどいいかな?」


「「「「異議なし(だよー)」」」」


 反対の意見もでるかもと待ち構えていたのだが、すんなりと皆は了承してくれた。危険な依頼を受けなくてもいいのなら、持っておいた方がいいと判断したのだが、どうやら猫達は討伐依頼だって問題はないといった様子だ。そんな猫達に苦笑しながらミナセは受付嬢に冒険者登録の旨を伝えた。


「かしこまりました。ではこちらの書類に記入をお願いします」


 カウンターから4の羊皮紙と羽ペンが出てきた。「あれ?」っとミナセが首を傾げると受付嬢も同じ様に首を傾げてきた。


「あの……1枚足りないのですが……」


 それを聞いた受付嬢は人数を数える様に視線を巡らせ、しばし黙考すると何かに気づいた様に「申し訳ありませんでした」と言うと羊皮紙と羽ペンを渡してくれた。

 どうやら登録にミナセはカウントされていなかった様だ。猫が登録するなんてダメなのかと思ったが、何も言わず羊皮紙を渡してくれたという事は問題がないのだろうと判断し記入する事にした。


 猫手で器用に羽ペンを持ち迷うことなくすんなり文字もかけた。名前と年齢、出身地に剣や弓、魔法などといった欄がありできるものにチェックを入れるようだ。やはりこの世界には魔法がデフォであるらしい。

 出身地の欄が書けずに困っていると、受付嬢から身元を保証してくれる方が住んでる地域でもいいと言われ、唯一知っているココナッツ村の名前を記入した。どうやら問題を起こさない限り、住所なんて気にしないのでただの保険で書いてもらっているだけらしい。


 絶対に問題なんて起こしませんので、マルコさん許してね!


 心の中でそう誓うとマルコが「そんなの気にしねぇよ!」と笑ってくれた。もちろんこれはミナセの勝手な想像なのだが。


 記入した書類と5シルバーを渡すと受付嬢が間違いはないかチェックをしていた。5枚を見比べるように並べると、ほぅっと感嘆の息を漏らした。


「皆さん全員、魔法が使えるのですか? それにミナセさんは5属性も使えると……。すごいですね」


 ずっと営業スマイルを絶やさなかった受付嬢は、よほど驚いているのかその表情のまま話しかけてきた。


「え、珍しいんですか?」


「ええ、魔法自体使える人が多いわけではないですし、使えても1属性だけです。稀に魔力が高い方は複数の属性を使えるようですが……5属性も使えるのは滅多に見ないです。というよりも私は初めて会いました」


 目の前にいる謎の猫に受付嬢は驚きと尊敬の眼差しを向けてきて、何だかミナセはむず痒い気持ちになってしまった。しかも猫達は当たり前だと言わんばかりの表情をしていて、恥ずかしいからやめてくれと心の中で叫んでしまった。


「ちなみに属性って何があるんですか? とりあえず近いと思われる属性にチェックを入れたんですが、合っているかどうか分からなくて」


 事務的な質問に我に返った受付嬢は、表情を元に戻すと説明してくれた。


「属性は火、水、風、土、光、闇の6属性になります。そこの水晶に手を当てて頂くと、属性と魔力レベルが分かる様になっています。魔法が使える方は全員やって頂いてるので、皆さんもそこに手を置いて頂けますか?」


 言われた様にカウンターの横にある水晶に手を当ててみると、ぼやぁっと光った後に青い文字が浮かんできた。


【火・水・風・土・闇属性に適応を確認・魔力レベル測定不能】


「え……。測定不能なんて……」


 また受付嬢が営業スマイルを完全に忘れ、先程よりも強い驚愕の表情をしていた。思わず置かれていた水晶をつかむとしっかりと内容を確認した。その後は叩いたり顔の目の前にまで持ってきて凝視したりと、どうやら壊れてないか確認している様だった。


 ヤバイ……何かまずいのかな……猫手じゃ測定できないとか? それとも測定もできないぐらい弱い奴は冒険者になれないとか?


「あ……すみません。測定不能なんて見たの初めてで……。この水晶は大魔導師クラスの魔力レベルまで図れるのですが、それを超える力は測定できないんです。魔力がまったくない方も測定不能と出るのですが、その場合は属性欄も何も表示されないのが常なのです。ミナセさんはもしかして、どこかの高名な魔法使いなのでは? ……いえ、失礼しました。他の皆様も手を当てて見て下さい」


 やはり詮索はしないのがモットーらしい。今の発言を聞くとどうやらミナセはこの世界ではトップクラスの魔力レベルであると分かった。それに5属性使えると言うのはかなり有能らしい。情報だけ見れば素晴らしい結果なのだが、本人はそんな力を感じないので何だかドッキリでもされている様な気分だった。


 その後、4人も手を当ててみたが全員魔力レベルに関しては測定不能とでてきて、受付嬢が若干顔を引きつらせながら対応していた。属性に関しては、間違っておらず前に分かった事と変わりはなかった。


 その後すぐに石でできたプレートが渡され、名前とランクが記入してあった。ランクは依頼をこなしたり、魔物を倒したりするとギルド規定に則り上がっていく仕組みだそうだ。ランクに応じてプレートの材質も変わっていき上がれば上がるほど高価なものになると言われた。


「ランクですが初めはビギナーからです。そこからブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナになり最高がダイヤになっています。一応ダイヤの上にレジェンドがありますが、これは今まで1人も付けたことがないので気にしなくてよいかと。それとそちらのプレートですが魔法がかかっており、ギルドから冒険者に連絡がある時は、文字が浮かぶ仕組みになっています。プラチナクラスからは冒険者からもギルドに連絡が可能になります」


 まるでポケベルみたいな機能だなと思いながら、ざっと冒険者の心得やランクの話しを聞き、ようやく当初の目的のサチの情報とこの世界の話しを聞いてみた。


「……といった感じでしょうか? 基本的な話しですが大丈夫ですか? それと探し人の方は残念ですが……お名前だけですとこれと言った情報は入っていませんね。冒険者にもそのような名前の方が登録されていませんし、せめて外見の情報があれば……あとは衛兵ギルドでも探し人の情報を扱っているので、そちらで聞くしかないですかね」


 この世界の話しは定住する場合はギルドに申し出て欲しいと言われたこと以外、村で聞いた事とそんなに大差はなかった。サチの情報に関してはこの世界にきてまだ3日目だし名前以外分からなかったので、そこまで期待はしていなかったがやはり何も分からないと言われると多少は落ち込んでしまった。

 それを見た受付嬢は申し訳なさそうに眉を下げたが、先程まで一生懸命情報を探してくれてたのを見ていたので文句を言うつもりはなかった。


「そうですよね。いえ、こちらこそすみませんでした。情報があったらいいなぐらいで来たので気にしないで下さい」


「お力になれず……。あ! そういえば人探しに関する情報がもう1つありました。遺跡に眠る魔法具《マグナ》には人探しができるものもあると聞きます。皆様の力でしたら、そこまで危険はないと思うので……。何も手がかりがない場合は検討してみて下さい。ただ、その魔法具マグナもどこの遺跡に眠っているかまでは分からないのですが……。すみません……」


 言いながら結局は何も分からないと気づいたのか、尻窄みになってしまった。それでも仕事熱心な姿に心を和まされたミナセは微笑むと魔法具マグナの存在をしっかりと頭に焼き付けた。


「いえ、貴重な情報ありがとうございます。また何かあったら寄らせてもらいます」


 ここではサチの情報は得られなかったけど、物価や国の話しとか多少世の中の事は聞けたし、それに代わりに人探しの魔法具マグナがあるって情報も入った! 衛兵ギルドとやらに行ってもどうしても見つからなかったら、遺跡も考えないとな……。


 冒険者ギルドで得た情報をしっかりと反芻し、今後の方針を決めていこうと考えていたらいきなり目線がぐんっと高くなった。何事かと思っているとチュータローがミナセを高い高いしながら泣きそうな顔をしていた。


「じゅんちゃーんっ。疲れたっ、長いっ、お腹すいたよーっ!」


「あたしはもうお腹が空きすぎて、力が入らないよ……」


 やけに静かに話し聞いてると思ったら、お腹空いてたのね。食べ物に関しては物価が意外と安かったし、今のお金で何とか食べれるかな。でも多少稼がないとすぐに苦しくなるなぁ。

 サチの事やら今後の生活にお金のやりくり……。せっかくのファンタジーもいざ中に入ってみると現実と変わらないな……。


 そんな現実的な悩みに世知辛さを感じながら、お腹を押させる2人を見ていたらミナセも可愛らしい音がお腹から聞こえてきた。


「よし! 腹が減っては戦はできぬだ。衛兵ギルドに行く前にとりあえずは腹ごしらえだ」


「「わーい!!!!」」


「……ご飯……」


「まったく! もうしょうがないんだから」


 飲食街に向かって何を食べようか話しながら、ミナセ達は歩きだした。その後ろに一定の距離を保ってついてくる3人の影に気づかずに……。

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