第99話 天岩戸開け
アマノイワトワケは天照が岩戸に隠れた岩を神格化した物だと言われています。
重要な神ですが、調べれば調べる程とある伝説に行き当たります。
神さまなんての後に書く、新しい作品で明らかにしていきます。
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本文
レムリア国王城謁見の間
立ち上りレムリア国王の回復を手伝う陛下
「帝!お手を煩わす訳には……」
「違います、私は同志の怪我の回復をしているだけです、私も国王の覚悟しかと見させて頂きました。上皇の言う通り、私達には上下の関係など必要有りません。
共にアトランティスの野望を食い止め、この世界に安らぎをもたらすために礎となりましょう」
「心得た!ここにおられる我がご先祖に誓って!ラ.ムーと共に世界を正しき方向へ導く礎となる覚悟!」
そしてラ.ムーとレムリアの調印式を明日行うと事となった。
俺達はレムリア国王から連戦の疲れを癒すため、今日はゆっくりと過ごすよう配慮された。
ぶっちゃけ俺にとっては大きなお世話だった、何と言っても時間があれば蒸し返されてしまうこの問題…………
「成る程、創造主様はラフィーリアを裏切ったのですね?」
フィリアにもバレた…………
「フム、そう言う事じゃったのか、まさかセレスティア達が主人殿の子孫だったとはのう」
「一先ず楓さんの事を聞かせて頂けますか?朔耶さん」
「解りましたナーナ親王、そうですね、先ずセフィーロ様がアトランティスの懐柔した国王側に何故付いて行かなかったのか娘であるラフィーネさん達はご存知ですか?」
「母上は人が変わられた父、詰り私達のお爺様に当たられるアトランティス王のやり方に疑問を抱かれていました。だからこそ兄上側に付いてこられたのです」
「そうです、そしてルチーナ様の女神のごとき優しさに触れ、お二人は姉妹の様に仲良く成られた!有っていますね?ルチルさん」
「はい、私はセフィーロを姉の様に慕っておりました、ですがアトランティス出身のセフィーロや娘であるラフィーリアは少なからず迫害を受けていたんです。特にセフィーロへの風当たりは日増しに強くなって行きました、だから健様はセフィーロを保護したんです」
「そうです、そしてセフィーロ様は人里離れた峠の山荘で、少人数の配下と共にひっそりと暮し始めたんです。そんな時にセフィーロ様は健兄さんの優しさに……女に甘い下心満載の……」
「言い直してんじゃねー!」
「……まあセフィーロ様は健兄さんを愛してしまったんです。そしてセフィーロ様は健兄さんの子を身籠った、ですがこのアトランティスではセフィーロ様の子は迫害されてしまう。だから健兄さんはひっそりとラ.ムーのジャネット、詰り久美の兄さんに預けました」
「その末裔がセレスティアとセフィリアなのね?ルチル」
「そうです、顔を見て直ぐに解りました。あの時の子にそっくりでしたから……特にセレスティアさんが、確か名はセリカです。
名前の由来は健様は教えてくれませんでしたけど」
「後でその名前の由来とかもキッチリ聞こうかしら?私達の子もそんな名前付けられたらね~兄さん?」
セフィーロだからセリカ…………
日産がいるからトヨタか…………
これは更に不味くなった…………
名前位真面目に付けてやれよ俺!
「そして数百年後、ヴァルキュリア達がアトランティスに攻撃を仕掛けている最中、セフィーロ様に子が出来た事が発覚します、そして楓?皆さんにも見せてあげてくれる?」
「うん、これ……」
楓が服のポケットから出してきた羊革皮紙、所々すすけていたがハッキリと読む事が出来る。
そこには汚い字でこう書いて有った、日本語で……
久美が俺から取り上げて大きな声でそれを読む
「そうかセフィーロ、よくやった。あの時の抜かず72発で出来た…………
よく死ななかったわね……
子供だな、名前は楓と名付ける。これからその子に出来た女の子には女児第一子には必ずその名前を付けさせるんだ。俺がもし帰ってこれたらまたその楓に子を授けてやろう!本当はもう一人お前に造りたいが、ちょっと無理そうだ。ラフィーリアにも早く造りたいが、20発位でダウンしちまう…………
当たり前でしょ、この馬鹿!」
「お、俺に言うな!」
「じゃぁ誰に言えば良いのですか?」
と言ってまたもやラフィーネが俺のキャノンにギロチン台を造る
「ラ、、ラフィーネ、落ち着け……先ずはその手紙を最後まで見よう…………」
「このままでも充分に聞けます、続きをどうぞ」
「解ったわ、、だから中々子が出来ない、取り合えずラフィーリアには黙っておかないとまたキャノンを…………
この頃からキャノンなんだ…………
切り落とされる、だからその子はお前がそこで育てろ。帰れなくて済まない、お前と楓の幸せを祈っている。いつか必ず戻ってその時の楓に子を授けてやろう!
この外道!」
「一々感想入れねーで全部一気に読め!」
「お前のマイ○ルジャクソンより…………この下にヘブライ語の翻訳が有るわね」
「成る程……やはり1回切り落とした方がよさそうですね」
「わぁぁぁマテマテ!いいかラフィーネ、リーア、フィリア!よく聞け!、今の手紙からすると俺はお前に子供を造ろうと頑張っていた訳だ!そうだな?」
「確かにそうです、健様は毎夜私にご奉仕させて下さっていました。」
「いいか?この世界は夫の性欲処理は妻の第一の仕事でも有る!そうだな?ラフィーネ?」
「確かに……」
「ならば!抜かず72発に耐え抜いたセフィーロに子供が出来て!20発にすら耐えられないお前とどちらに子が授かるかは誰が考えても解りそうな物だ!そして夫である俺の性欲処理を満足に出来なかったお前に俺を批難する資格はなーーーーい!」
「う!………………」
「はー……どうしてこう次から次へと自分を正当化する言葉が生まれるのかしら?」
「じゃがラフィーネよ、主人殿の言うことは正論じゃな、今回そなた達に子が授かった事でも解るじゃろうて。
この世界の男性は主人殿だけではなく皆性欲が強い。主人殿は特別じゃが今回そなた達は5日も連続でご奉仕したのじゃろ?だからこそこんなにも早く子が授かったのじゃろう。
セフィーロは72回も主人殿へのご奉仕を耐えたのじゃ、妾も一人でそれに耐えた、だからこそ一番始めに建二を授けてもろうたのじゃろう」
「はー……解りました。確かにへたれてしまった私達にも責任は有ります、他の者には私達から言って聞かせます。ですが健様、お約束して頂きます、他のラフィーリアのジャーリアへ一刻も早く子を授けて頂きます。勿論健様に満足して頂くのが条件ですが」
「願っても無いことだ!バッチリやりまくってやろう!」
アブね!マジでアブね!助かったぜ!
「私にも!手紙に書いて有ります、約束です!」
俺は楓の事を皆でそれから聞いた、俺の子の楓は死ぬまで不運の連続だった様だ。アトランティス人の血を引く子供、マイ○ルの血を引く忌み子、そうして人々から嫌われ遠ざけられ子孫も皆奴隷の様に扱われた。
その後楓は性奴隷となり様々な主人の元で子を産んだ。
現在の楓の母はアトランティスに食肉用として売られたらしい、生きている事を祈るし、絶対に助け出すし売った奴は殺す。
楓も危なかったが母が何とかして逃がしたのだと言う、そして母はこう告げたと……
『いい?楓……貴女も必ず女の子を産みなさい、マイ○ル様と子を成すために、その子はこの世界に必要な子なのよ?だから必ず女の子をそして産まれた女の子に貴女と同じ名前を着けなさい!マイ○ル様が解る様に』
イナンナ達だ、絶対関わっている……
アマノイワトワケはアトランティスに居ると言った、彼女の先祖はアトランティス人の姫……
彼女何じゃないか?イワトワケは
「解った楓、お前に子を授けよう……」
「ちょっと兄さん!いくらなんでもこの子はまだ幼子です!」
「さく!ちょっと待って、健兄さん?イナンナね?」
「久美?」
「朔耶、後で詳しく話す、なぁ楓、お前の母さん他に何か言ってなかったか?俺との事を何か……」
「母さんは神様が楓とマイケル様の子供だって、だから神様を産むために楓に子供を作って欲しいんです、夢でそう言われたって……」
「朔耶……この子はお前の姉だ、、よく頑張った楓……すまなかったな……俺のせいで辛い思いをさせて……」
「どう言うことですか?兄さん」
「そうじゃ!楓と言うのは妾の分身じゃろ?」
「この子はアマノイワトワケ、アマテラス、詰りイナンナを復活させる為の最後の鍵だ」
「どうしてこの子がそうだと?」
「いいか陛下、イナンナはこう言ったよな?あいつが復活するのは俺の時代、そしてこの世界で岩戸を開けと、そして俺の時代でイナンナが復活するにはこの時代と未来の俺の時代双方で三貴神が揃っている必要がある。俺の時代のスサノオは誰だ?」
「楓か!」
「そうだ朔、イナンナは時が来れば自ずと楓は元の鞘に収まると言った、詰りそれがここに居るこの楓だ!いいか?宗像三女神はアマテラスとスサノオの契約の元に産まれた神、詰りイナンナと楓の契約の元に居る朔耶、俺の時代ではお前だ!
そして月読はもう既に存在している様な話ップリだ、陛下とナーナが今俺の元にいる事で間違い無い、これでこの楓と俺の間に子が産まれれば俺の時代での岩戸開きは完成する」
「健様はそれが解っていたからセフィーロとの間に産まれた子に楓と付けたんですね……」
「そうだ、そしてアマテラスはスサノオの乱暴によって岩戸に隠れた、スサノオと言う強大な意志によって、イワトワケはその意志の集合体である岩戸を神格化したもの、詰りこの楓との間に産まれた子は岩戸開きされた子と言う事になる、そして封じられた俺の時代のスサノオである楓の魂は元の鞘に、詰りこの楓から向こうの楓へと魂が通う」
「それならそうこの手紙に書いて置けばこんなにごちゃごちゃせずに済んだのに……」
「違うわよさく?、そんなことしたら楓は既に殺されていたわ!」
「あ!そうね……」
俺は楓を抱き上げて頭を撫でていた、運命を呪いもせずひたむきに俺を待ち続けた楓を、ジャーリア達と同じだ、幸せにしてやらなきゃいけない、俺にはその責任がある
「さて、んじゃ今度はセリカの名前の由来を聞こうかしら?兵の鍛練を続けているセレスティア達にも後でしっかりと教えてあげないとね?」
「記憶のねえ俺にどうしろって言うんだよ!」
「さっきラフィーネ達も言ってましたが兄さん?何でもかんでも記憶の無い事を理由にしないで下さい!兄さん自信が付けた名前です。多分こうだと言う理由くらい出てくるでしょ?」
朔耶め、解ってて突っ込んで来やがる、しかし間違いなくトヨタセリカだ…………
不味い、、ん?セリカか、そうだなよし!
「そうだな、それくらいなら思い付く、久美!お前なら解るだろ?」
「え?何で私が、まあでもどうせ兄さんの事だから、母がセフィーロだから日産で……」
「ちがーーーーーーーーーう!」
「じゃあ解らないわよ!どういう意味よ!」
「スペイン語で天空のと言う言葉は何て発音する⁉」
「あ!……セリカ……」
「そうだ久美よ!古来より子供は天からの授かり物と言う、そして天空人である俺の子…………
余程当時の俺はセリカ誕生が嬉しかったのだろう、だから天からのと言う名前を付けたんだな……恐らく」
アブネーぜ……セリカダブリュエックスと付けてたら言い訳出来ねー所だった……
「それは素晴らしい名前だ!主人様、私との子も早く作ってそう言う名前を付けて下さい!」
「そうだろマルティア‼いいぞ、お前にも抜かず72発をやって早々子を授けてやろうじゃないか!」
「な、、72発は……」
「マルティア……そんな事を言ってたら何時までも子が出来ないぞ?良いのかそれで?」
「う……子は早く欲しいです……」
「そうだマルティア、イナンナは言っていた、男女が激しく求め有って初めて魂の揺らぎが生まれるんだ、マルティア!」
「はっ、はい主人様!」
「俺はお前を愛しているんだ!お前はどうだ⁉」
「も、勿論愛しています!」
「ならば愛の結晶を育む為にお前は今日から寝るときにこれを着用するのだ!そして育もう‼俺達の愛の結晶を!見えるだろ?お前のお腹に俺達の愛の結晶がうっすらと浮かんでいるのが⁉どうだ!」
「う!あれはヤバ過ぎるでしょ」
「じゃがマルティアだけでは死んでしまうぞ!マルティア!止めてお…………」
「見えます主人様!私達の愛の結晶が!解りました!私はそれを着るぞ‼」
「ダメじゃなこれは…………フィリア、そなたに今日から暫く我らの寝所に入る事を許す、子が欲しいのじゃろ?」
「は、、はい、それは……でもあれを着るのですか?」
「はー……しかた有りません、私達には実感はまだ有りませんが子が授かっているそうですから、後はセフィリア達やリリ、ルシア達に頑張って貰いましょう……」
陛下がうなだれている……
だが勿論これを着て貰わねばなるまい……
健の手にはピンクの事務服風カップレスキャミソールネグリジェとスケスケ食い込みブルマーが握られていた。
「人数分造ってある、全員これを着るんだ!」
「ちょっと兄さん?私はもう子を授かってるからそれはさくに譲るわ!」
「大丈夫だ!朔耶の分も造ってある」
「健様!私も子を授かっています!フィリアに私の分は譲ります!フィリアに子を授けてあげて下さい!」
リーアが後退りしながら鬼気迫る勢いで言う……
「ん!解った、これはフィリアに渡して直ぐにリーアの分を造らせよう」
「なら妾の分はココノに譲ろう!ココノ達はまだ子を授かっていないゆえ!」
「駄目だ朔!お前は着るんだ!」
「何故じゃ!妾は既に建二を産んでおるぞ!」
「ココノ達の分はある!それに朔、子は何人居てもいい、お前は二人目を産むんだーーー!」
カーー!
「そうですよ上皇、子は天からの授かり物何です、上皇のお腹にもうっすらと更なる子が見えます!」
「そうだろうマルティア!」
「はい!主人様」
「この単細胞めが!まんまとはめられおってからに」
結局その日はリーア以外全員着る事に成ったが、まだ妻たちには更なる試練が待ち構えていた……
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