第100話 レムリア再生の鍵

在俺達はレムリア王主催の晩餐会に招かれていた。

勿論楓も一緒にだ。楓は奴隷の様な生活に馴れていたので緊張している。俺の膝の上に居ると落ち着く様で、レムリア王に許可を貰い、行儀が悪いが快くO.K.してくれた。


「やはり父の様な者なのだな、松田殿の膝の上がお気に入りのようじゃ」



「楓、馴れて来たら降りてそこのイスに座れよ?」



「…………うん」



「構わん構わん、我らの親族だと言うのに過去の偏見で追いやられた不遇、今からでも償わなければならん」



「しかしこの小麦を引き伸ばしたナンと言う生地は旨いのう、しかもこのタレが堪らん、辛さの中に様々な旨味が凝縮しておる」



「お口におあいしたようで何よりです」


「コトポニア王女、ラ.ムーの料理はお口にあいましたか?」



「帝、ラ.ムー程自然の素材をふんだんに使った、全ての感覚を使って食す料理は見たことがございません。私は初めて行きましたが、あの雅やかな料理の数々は忘れられませんわ!木田様がいつも和食が食べたいとおっしゃられていた気持ちが解ります」



「確かにそう言う意味では私は恵まれていたわね、見るもの全てが日本その物だったから、ホームシックにはかからなかったわ」



「カレーも美味しいのだけど、ライスじゃないとやっぱりね」



「これを主人殿達の時代でも食しておるのか?」



「最早このカレーは和食と化してるよ」



「何と!これは王族から庶民まで皆が食べている物ですが…………文化が廃れてしまったのですね…………」



「いやいや……コトポニア、早とちり過ぎるのは相変わらずだな、カレーを日本人が、詰りラ.ムー人が魔改造しちゃってそれが世界的に広まっちゃたって事だよ」


「カレー?」



「この料理の名前がそうついた、そして日本人はこの料理に様々な工夫を加えてご飯の上にかけて食べ出した、それをカレーライスと言うんだが、余りの美味さに世界中でそれを食べ出したんだ。大元のこの料理はインド、つまり今のレムリアで変わらず主食として食べられているさ、だが…………そこに住んでいる大部分は最早レムリア人では無いぞ?国王!」



「その話がしたくて貴殿を招いたのじゃ、ハッキリと言うてくれ、そこに住む人はアトランティス人じゃな?」



「混血、アトランティス人とレムリア人、ラ.ムー人のな、だが基本ベースはアトランティス人だ。これをアーリア人と呼ぶ。エジプト、つまり今のアトランティスのファラオが住む地域の人間の多くにレムリア人との混血が居るだろ?あれがアーリア人だ。」


「過去の文献にこうある、かつてのファラオはラ.ムー人だった。帝の一族がアトランティスのファラオだった。そしてこのメルヘガルも帝の一族が支配していたと……」



「そうだ、あんた達このレムリア王族もファラオも元を正せば皇族なんだ。ただそこに介入者が現れた、この星に元から住むレプテリアンと、俺達天空人だ。だが今の問題はそこじゃ無い、この先あんた達の子孫は最大でこのメルヘガルの地だけに十六もの王国を造る事になる」



「十六大国ね?リグヴェーダ、ウパニシャッド」


「そうだ久美、、国王、コトポニア、、、

実は俺や久美、朔耶が使うフォルムは全てがその時代に起きた核戦争で使う兵器を模した魔法なんだ」



「何ですって⁉では健様がアスラ神軍と戦った時に使用したあの巨大な煙をあげたフォルムも……」



「ブラーフマナ、ヴェーダの時代、この地で起きた戦争で私用された核兵器等の過ちの全てを書き記した聖典の名だ、あれを模してフォルムと化した」



「何と恐ろしい……あれがこの地で……」



「その様な恐ろしき魔法だったのですか?帝」



「そうよのう、国王、お主は知らぬじゃろうがこの主人殿の使うフォルムは全てが規格外、一発の火魔法で辺り1面の景色がひっくり返ってしまうんじゃ。

そのアスラと戦った戦闘を遠くから、そうじゃのう?おおよそ100里程放れた場所で見ていた者の話では巨大な黒煙をそこからでも目に出来たと言うておった」



「100里も放れた場所でか‼」



「コトポニアは一度見ている、あれを爆風も光りもフォルムで覆わなければそうなるんだ」



「私達もおおよそ100里程放れた場所に居ました、巨大な煙や光り、豪音が見えて暫くのち、地響きと熱風に巻き込まれました」



「…………そんなにも」



「だがな……核兵器の本当に恐ろしい所はそんな物じゃないんだ。いいか?俺達の時代はこの地で起きた戦争の3000年以上後なんだ、だがこの場所はその時代までこう呼ばれている、死の丘、モヘンジョダロとな……その意味を考えてくれ!」


「放射能…………」



「そうだ朔耶、その灰に触れた者は死の病に犯される、治る事の無い死の病にな、その灰は消えるまでに数千年の時を必要とするんだ」



「ちょっと健様!そんな物をラ.ムーの地でやられたのですか?」



「ちげーー!ナーナ、あれは別の方法で核を作り出したから放射能は残らねーの!」



コトポニアが泣いているな…………


「だが松田殿、どう防げばよい?いくら何でも知っていてそれを先送りにするなどワシには出来ん」



「一番の問題はまずこの地で内戦を起こさせない事だよ!本当の敵はアトランティスじゃない、アトランティスに巣くう寄生虫が問題なんだ。ファラオは奴等の操り人形となってしまっている、救う術はもう残されてはいない。

国をまず一つにするんだ、反乱者は皆殺しにしろ!そして奴等の付け入る隙を微塵も残すな!金融、銀行、政治、民間団体、宗教、特にギルド、全てが奴等の隠れ蓑だと思え!それら全てを取り潰せ!必要な物は国営にしろ!これが国を残す唯一の手段だ、ラ.ムーは全て片付けた、必要ならラ.ムーから優秀な人材を派遣する、この国にゆかりのある者だしな、ぶっちゃけ俺でも恐ろしい程切れ者だよ」



「その様に優秀な人材がおられるのですか?ならば王よ、是非にもお越し頂ける様に!何としても民を守らないと」



「そうじゃな、この国にゆかりがあり、松田殿でさへ恐ろしい者と言わせる者だ!大臣として迎えたい!してその方は誰だ?」



「私の娘です…………」



「ラフィーネ様の?ではラフィーリア様の……」


「分身で、ミーシャと言います……」



「ラ.ムーの影の支配者とでも言うた方が良いくらいじゃの、あのものが今のラ.ムーの政所まんどころじゃ」



「奇抜な索をどんどん出して懸案を解決していきます、ラ.ムーでも重要な人材ゆえ、何時までもと言うわけには行きませんが、この地に根付く治世が出来上がるまではお貸ししても良いでしょう」



「帝、ありがとうございます!」



こうしてレムリアの太政大臣に若干134才、俺達の世界の年齢で行くと、8才のロリが就任する事に成った……

政治の中枢である太政大臣は今で言う内閣総理大臣である。

国王の次に権力のある太政大臣は通常親族がなる物であるが、ラ.ムーでは俺がなっていた。

ミーシャはある意味では親族と言える、元々レムリアの姫のジャーリアな訳だからだ……が、ロリ過ぎる…………

一応セナと数人は部下を連れて越させよう。

シエラも貸してあげたい所だが、今シエラにまで居なくなられると逆にラ.ムーが死ぬ、メンツは後でゆっくり考えるとしよう。

レムリアがしっかりと機能すればアトランティスはラ.ムーと上下から挟まれて身動きが取れなくなる、内戦を早く片付けて地底に攻めこむ準備をしないとな。



「所で一つお尋ねしたいのですけど?」



「何だねルチルさん」



「以前健様がご使用なされていたお部屋はまだ在りますでしょうか?」




「在るも何も、あんな強力な結界を張られれば誰にも手出しは出来ないさ‼そのままの状態で残っているよ?」



「何!ルチル、ここにもまさか!」



ルチルは薔薇色に輝きながら



「はい!健様!以前のまま残されています!」



そして急遽桜が呼ばれる事になった、またもやルシアが結界破りを行う事になった。



「皆用意はいいわね?」



「はい!」



「帝達も宜しいですか?」




「大丈夫です!」



そしてこっそり逃げ出そうとする久美と朔の二人をむんずと捕まえて



「何処に行こうと言うんだ?」



「ちとトイレに……」



「そうそうトイレよ!」



「そんなもん部屋が開いたら中でやればいい!そう言う物がラ.ムーの部屋には置いて合っただろ‼」



「そんな恥ずかしい招出来んわ‼」



「そうよ!いくらなんで……」


「恥ずかしい事なーーーーーーーーし‼」


「ひぃぃ!」

「ひぃぃ!」


朔と久美は恐怖に凍りついた、何と俺のキャノンは対にズボンを突き破って顔を覗かしていて、俺の顔は沸騰した血液により顔中血管が浮き出していたのだ。

そして対に開かずの扉が開かれた


「クッサーーーー‼何よこの部屋の臭い」


「さく、これがラ.ムーにもおぇ!ラ.ムーのよりも酷い」


だが部屋の中は皆の想像を遥かに凌駕したゴッドルームであった。

来る者(女)は拒まず、だが中からは絶対に逃がさない、威圧感にも似た異様な雰囲気がそこには会った。


そして……

「あっ!朔耶さん、久美さん、そこにいては!」



「キャーーー!」


シュパ!


遅かった、久美と朔耶は触手に絡め取られてしまった。


「何よこれ!放れられないじゃない!」



「それは強制着物着用及び人間固定魔道具何です、そこに衣服をを置くと……あ!健様?」


「成る程成る程、ここに服をセットすると……ムフフフフフ」


俺は事務服風ネグリジェをセットする、そして二人が強制的に着替えさせられた。


「素晴らしいではないか!」


「兄さん恥ずかしいです……」


「大丈夫だ朔耶、最高の眺めだ‼」


だが触手の動きは更に加速して全員を捉えようと動き出した。


「え~い甘いわ!久美、予定道理に行くぞ!」


朔が久美の脱ぎ捨てられていた服からウルスラグナを取りだし


「受けとるのじゃ!」


久美がウルスラグナをなんとかつかみ取り、鎌を作り出し触手を切断



「ムハーーーー甘いぞ久美ーーーーーー!」


デケデン、テッテテレテレ♪

デケデン、テッテテレテレ♪

デケデン、テッテテレテレテレテレ♪

チャーン、チャーン、チャーン、チャーン♪


トラ○ザムライザー!


アーアアー♪

アーアアー♪


「来たぞ久美!トラ○ザムじゃ!うぉぉぉ!しもうた!」


朔が触手に捕まった


「まず兄さんを止めます‼」


ヒュイーン


「久美!行ったぞ!」



「解ってるマルティア!」


久美はウルスラグナで投網を作り出した


「そう何度もトラ○ザムに好きな様にはさせないわよ!」


久美が投網を投げつける

シュン!

量子化してすり抜けるが


「想定済よ!」


更に久美はウルスラグナを二刀流にしていてもう一本のウルスラグナで投網を投げてきた。


流石に何度も量子化出来ず網に捕らえられた俺、だが……


ヒュイーン

「駄目だ久美!網の目が大きすぎる、スキマからあれが出ているぞ!」


「あ!ヤバ」


網の目が大きく隙間からキャノンを出して襲いかかる



ヒュイーン


「アアァァァァ、私の処に来たぞ!何とかしてくれ久美!」



「ごめんマルティア!ちょっと待ってて!」


久美は行きなり網の目を細かくする



「うぉぉぉぉぉぉぉぉ!いてーじゃねーーかー!」


網の目にキャノンが挟まれてちぎれそうになり、落下する……が


テッテテ、テテ、テテ、テレテーテーテーテー♪

テッテテ、テテ、テテ♪



ライザーソード、!

ヒューーーーーーーン


健のキャノンの先からピンク色のGN粒子が発射され、剣の形に固まる、そして


ヒューーーーーーーン

バリバリバリバリ


編みが切られた



「何よあれは!」



「健様がツインドライブ時に使える技の一つで主に服を破る時に使用してたのですが、まさかあれほど強力とは……」



「おい!ラフィーネ、いつもながら落ち着いてないで」



「来ましたよ?マルティア様」



ヒュイーン


マルティアが捕まった



「アァァァァァァァ久美ーーーーーーー!」



「ごめん、マルティア、貴女の犠牲は無駄にはしないわ…………」



「ムフフフフフマルティア、抜かず70発で子供を作ろうねー、影分身の術!」


チャンチャチャチャチャチャチャチャララン♪

ソウ‼

チャチャチャチャララン♪

セイヤ‼

チャンチャチャチャチャチャチャチャララン♪

セイヤ‼ セイヤ‼


「必殺!螺旋尻揉み!」


健の量子化が実態を対に造り出した。

そして某アニメの螺旋丸を造り出す要領で、激しくマルティアのデカイ尻が揉みまくられる、マルティアは逃げられないように分身の健にしっかりとロックされ、身動きすら取れない状態だった



「アァァァァァ、そんなァァァァ!」



「対に影分身を完成させたんですね!健様」


ルチルが飛ぶような弾む声で嬉しそうにしている



「何ですかあの非常識な術は‼」


「朔耶様、あれは健様が日々鍛練をしていた術何ですよ、分身して私達を一気に強姦しようと言う発想から、そしてあの螺旋揉みは如何なるバ○ブも敵わない程の猛烈な小刻みの震動と高速な揉みしだきが可能になり、、分身に逃げられない用にしっかり固定されるんです」


「その割には嬉しそうじゃないですか!ルチルさん」


「はい!嬉しいです」


陛下や桜、ジャーリア達が螺旋揉みの順番待ちをしだした……



「ええ~いマルティアが捕まってる内に久美!強力な投網で捕まえてしまうのじゃ!」


「マルティアごとですか?」



「致し方ないじゃろ、あんな物喰らっては只ではすまん……見よ!あのマルティアを…………

マルティアなら喜んで犠牲になってくれるじゃろう……」



ソウ‼ソウ‼


「上皇ぉぉぉぉぉ酷いですよぉぉぉぉ!」


セイヤ‼ セイヤ‼ セイヤ‼


マルティアは激しい尻揉みから白目を向いている…………



そして…………

ヒュイーン

ツインドライブによる最高加速でまるでデンジ○ンのデンジ走りのように見える健の腰、マルティアはそうそうに絶頂を迎えた



「なら今度はオリハルコンの投網!」


だが…………


アーアーアーアー♪

アアアアアアー♪

アアアアアアー♪


ガシャン、ガシャン、ガシャン!

ヒュオーーーーーー!


何と健のキャノンの青筋が赤く光だし、その部分が割れて更に強く輝きを増す、そしてその部分から虹色の光を撒き散らす


「あ!あれはまさか!」

ルチルが大声で叫ぶ



そして何時もの様にラフィーネが

「そうです、あれは私がTフロントのスケスケパンティを履くのを嫌がった時に初めて見せた!」


「ラフィーネさん、あの虹色に輝き温かささへ感じる光は!」


「良いから早く説明しなさいよ‼」



「NT-Dですね」



「なんじゃそのエヌティーディーとは!」


「ノンティーフロントパンティデストロイの略で、Tフロントパンティを履かない者を抹殺する時の変化何です」



「今Tフロント何て関係無いじゃない!え~いそのまま捕まえてやるわ!」



健が右手をかざす、久美の投げた投網が久美自信を捉えた



「嘘?何よこれ!」



「その健様のキャノンから溢れでる光はサイコキャノンフレームの共鳴、あらゆる魔道具を自分の管理下においてしまいます!」



「何てフザケタ力よ!てかそれ何で戦闘の時に使わないのよ!」



「モッコリパワーと言っていやらしい事をするとき以外は発動しないらしいですね?」



「無駄な力じゃ!」



そして触手が全員を捉え、ティーフロントパンティを全員が履かされる、尚且つ事務服ネグリジェを着たまま全員が抜かず40発以上を食らった、NT-Dによるあらゆる変態間道具による猛烈な攻めに、螺旋乳揉みや尻揉み、トラ○ザムによる高速腰振りに妻達はこの日地獄を見た……

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る