第19話 世界の理
俺達は様々な情報交換を行った、そのなかで色々得た物がある。
この世界と俺の世界の大体の年令基準とフォルムの事は俺に取っては一番知りたかった事だ。
まずフォルムの事だ、これはジャクソンがそれなりに解明していたのをルチル達が覚えていて助かった。
基本、魔法と言うのはマナの物質変換で行う、マナとはどうも素粒子の事のようだ、だが人間がどうやって素粒子を固められるのか?
普通無理だ、そこでジャクソンは一つの仮説を建てた、物質を造り出すのは基本、循環、サイクルによって産み出される、だがそれは俺達の世界での常識だ、宇宙ではそんな常識は通用していないのは俺達の世界でも解っている。
そこでジャクソンは第2の物質の根元を導き出した、エーテルだ、これは俺達の世界でも提唱している奴はいる、だがこれはどちらかと言うと霊界とでも言う世界の代物の為発見は出来ない。
日月神示にはこんな事が書いてある、霊界での行動がそのまま物質界に投影される、そう言う事だ。
詰りこの世界では霊界と物質界が隣り合って存在しているのではないか?
だから霊界でのエーテルを使った物質精製が即座に現象投影される。だが霊界とのコンタクトには基本、マナが必要とされる。
自信のマナは食料補給などで補給された物が体内でマナへ精製されるが、魔法は想像力だ。どんなにマナが多くても想像力に乏しければ強い魔法は産み出せない、それに現界へと具現させるにはこの世界にある物で無ければ具現化する事は出来ないんだ。
ここまでが魔法だ、今度は本命の俺達のフォルム、ラフィーネは言った、俺にはマナが無い、おれどころか天空人にはマナが無いと言った。
なら俺には解る、簡単な話しだ、俺達天空人はマナが精製出来ないんだ。
恐らくはノアの方舟で大気中のマナを無くされた事により、マナを精製する器官が退化したんだろう。
だがこの世界は常に霊界が隣り合っている世界、大気上にはマナが常に存在している、マナ=エーテル、自信で精製出来なくても大気上にあるマナを利用すれば物質精製は可能だ、そう、俺達天空人はマナを精製出来なくてもマナを利用する事が出来るんだ。
脳内には松果体しょうかたいと言う物がある。
フランスの哲学者ルネ.デカルトはこの松果体が精神世界と人間界を繋ぐ物だと言った。
またこの松果体は子供の頃は大きいが大人になると何故かグリーンピース位の大きさに退化してしまうのが解っている、これっておかしくね?ってやつだな‼
そう、話しは簡単、これは俺達人間がその昔、精神世界とのコンタクトに使っていた器官の名残なごりなんだな!
この世界の人間はこの松果体を使って霊界とコンタクトして魔法を産み出していたんだ。
最も体内でマナを精製すると言う大前提があるが……
処が体内でマナを作り出す器官が退化してしまった俺達現代人は魔法を産み出せない筈なんだが、、、使える。
そこで思い出して欲しいのがこの世界にある文献!
天空人はこの世界にあるマナを体内に取り込む事により、脳の種が羽化してアーカーシャへの扉が開かれる……
マナ=エーテル
脳の種=松果体
アーカーシャ=アカシックレコード=霊界
俺達現代人は寿命がマナの枯渇により短くなった、処がこの世界のマナは本来の姿へ置き換える力がある、つまりこの世界のマナを体内、つまりこの世界の大気を吸い込む事により、松果体が急激に発達、体を育った年月による置き換え変換、長い年月松果体の退化、寿命を縮めると言った犠牲の代価に得た科学知識と物造りの知識が自信を半霊半物資、つまり半神半人へと昇華させた。
これがジャクソンが出した仮説だが、俺もこの仮説は真実だと思う。次に何故ルチル達ジャーリアが俺に魔力が無い事を感知出来たかだが、そりゃそうだ、ジャクソンの遺伝子を取り込む事による松果体の退化、記憶を引き継ぐ為の遺伝子組み換えによる弊害により、ルチル達はアーカーシャにコンタクトする能力を失った、つまりジャーリアは魔法が使えない……
遺伝子組み換えをされたんだ、そのくらいの弊害はでるわな……
その代わりに得た能力がマナの流れを掴む能力、ジャーリアは魔力の流れを掴む事が出来る為、魔法によるあらゆる攻撃がアーカーシャにコンタクトする段階で察知されてしまう、これってある意味チート能力だよな……
そこで俺が疑問に思ったのは人間は魔力放出により体内で蓄積されたマナを排出出来るがジャーリアはどうなの?って事だ!
実はそれこそがジャーリア達の体のひみつだった。
魔力が放出できない事により、蓄積された魔力が爆乳へと変化、それでも足りない為におこる体内器官への影響、腸は栄養を吸収する器官だがその器官が殆ど働かない為に、食った物は消化はされるが体内へ栄養分を吸収出来ない、よって食ったもんはそのまま排出される、よって栄養補給の為にフードファイターと化す……
溜まった魔力もそれと一緒に排出される訳だから食って出すを繰り返す訳だ……
処がそれだけでは当然魔力は排出できない 、
だってそりゃそうだ、それだけ食うってことは並の人間より多く魔力を精製してしまうんだから。
そこでこの世界の人間と現代人との年令基準に至る、俺達現代人は20迄成長が早く、そこからは成長が止まり、後は緩やかに老化していく。
ジャクソンは記憶の補完研究の為に、この世界の人間を調べ初めた。
そこで解ったのはこの世界の人間も同じと言う事だった、ただ違うのは圧倒的に寿命が長い!と言うこと。
この世界の人間の平均寿命が1200年
そこで年令基準は大まかにこうだ
現代人---この世界の人間
10才----150才
20才----300才
30才----500才
後は10年毎200才換算していけばいい
この世界の人間は200才で結婚出来る、現代人の年令で言えばおおよそ12~13才、かなりロリだがまあ日本でも戦国時代とかならこの位で結婚していた、それより前の時代なんだからこんなもんだろう。
つまりレイラは12~13才と言う事になる。
そこで俺は5人の正確な年齢を確認した。
ラフィーネ、733才
リーア、431才
ルチル、165才
ミーシャ、132才
セナ、129才
ジャーリアは300年毎に1人分身を産むらしい
つまりおおよそは
ラフィーネ、41才、、最高だ……
リーア、36才、、素晴らしい……
ルチル、11才、、ちとヤバくね?
ミーシャ、8才、、犯罪通り越してるだろ!
セナ、8才、、捕まるはボケー‼
となる、そこで俺はラフィーネ達に確認した。
性玩具って言っても、ルチル以下は結婚出来ないし、そもそも性行為事態が出来ないと……
だが帰って来た答は、、
元々人間と規定されてないのでジャーリアに人間の法は適用されない、そして人間は月の物が来るのが結婚年齢付近だが、ジャーリアはマナ排出の関係で初潮は80才で来る、その時に男性を受け入れる為のあらゆる部分で体が出来上がってるので3人とも充分可能な年齢だとの事。
そしてルチルの家族の確認をする……
ルチル……3女……
ここで俺は9人のフードファイターを養う事が確定した……
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