第16話 認められない宿命

俺とルチル、ラフィーネの3人は、ゲルタ子爵の侍女の案内で別宅へと案内されてたいた。


そしてラフィーネが

「所で健様、ワルキューレとは何ですか?」



「あぁ、俺の世界の神話に出てくる半神半人の女神だよ!戦場を司る女神だな」



「……女神……」


「あわわ〰、文句、、、止めた方が良くありませんか?」


「気にするなルチル、誰にもわからねーから構うこっちゃねー!」



「健様はもしかして、元の世界のご職業は、極道ごくどうと言うやつですか?」




「失礼な!れっきとしたサラリーマンですー!てか、何でそんなマニアックな言葉知ってんだよ!」



「創造主様に伺った記憶があります」


「何でマイ○ルジャクソン何だよ……おもいっきり日本人じゃねーか!」



「あっ!その名前は本当の名前じゃありませんよ?」

ルチルがわかりきった事を説明してきた


「んなもん言われんでも解るわ!……

どうせ偽名使うならコンマ1秒でバレるような偽名使うなって言いてぇんだよ!」



「恐らくは逆、天空人様達に偽名だと解る様にしたかったのでしょう」



「なんでやねん?」




「やねん……命を狙われたからです」



「だって、ルチルの話しじゃ永遠の命を望んだ訳じゃねーんだろ?何で狙われんだよ!」



「それ、は……」


「それをお話しする前に、私の質問にお答えください。

健様は覚悟はございますか?

恐らくは天空人世界を遥かに凌ぐ世界に住む物達を、、敵に回すお覚悟は……」


「ラフィーネさん待って……」


「やっぱりな!竹内文書、アトランティス、ムー、レムリア、アヌンナキ、と来れば、残るはもう……一つしかねー」


「流石です、健様は既に気付いてられたんですね?この世界が何なのかを」


「おおよそはな、焼き増しした俺達の世界の過去、だろ?」


「ま……まさか、健様はそこまで気付いてられたんですか?……」


「当たりか………普通の天空人、いや、もういいか、現代人なら恐らくは気付かないだろうな……

だけど俺は、前から世界が何度かやり直している気がしてならなかった。

本来無い筈の核戦争の跡や、出てくる筈の無い古代のオーパーツ。

それらは偶然出来た古代の別物だ!と言う奴も居れば、宇宙人が来て、古代人に智識を与えたなんて言う奴もいる。

だけど結局何れも決定打にかけて矛盾だらけだ。

しかも不思議な事に、それに疑問を持つ奴が殆どいやがらねー。

これっておかしいだろ?世界は何度もやり直していますよ!って言われた方が、余程しっくりくるさ!

それに疑問を抱かない奴等、これは恐らく誰かのコントロール下に有るんだろうな‼


ジャクソンはそれに気がついてしまった。

そして1人でそいつらと事を構えようと、無謀な行動に出た処に、待ったをかけたのがお前達だろう?

でもそれには記憶を引き継いで生まれ変る必要がある。

何せなん万年、いや、何十万年の月日をかけて人間をコントロールしてきた奴等だ。

これと闘うには相当な年月が必要となる。

しかし人間は生まれ変わると、ころっと全てを忘れちまうからな……

どうだ?当たらずとも遠からずってやつじゃねーか?」


「正直驚きました……全てその通りです。説明の必要が無くなりました」


「でも……健様はどこでそこまで気付かれたのですか?私と話している時にはそんな感じ、殆どありませんでした」


「お前と話が終わった後だよ、話を整理してたら解った。

最も確信したのはたった今だけどな」


ラフィーネは小声でルチルに何かを問いかけている

『ルチルさん?貴女まさか知っているのではないですか?貴女は私たちとの誓いを・・・』


『違います、勘違いです・・・・』


侍女が立ち止まり声をかけてきた

「こちらでございます、剣士様は街を救って頂いた大恩ある大切なお客さま、滞在中は出来る限りのおもてなしをする様に仰せ使っております。

先ずはお茶などご用意いたしますので、リビングにてお待ち下さい。

ジャーリアの者共にも滞在許可が出ている、お入りなさい」


そこは別宅と言うよりは、宮殿とも呼べる立派な屋敷だった。

見た感じはヴェルサイユ宮殿の離宮、トリアノン宮殿の様な感じだ



「いや、流石は領主様の別宅だな、これ程とは」



侍女「リビングはこちらです、後程セナとミーシャと言うジャーリアが参ります。

この二人を松田様へ差し上げると聞いておりますので、所有権を松田 健様、に移してあります。

また所有課目は主より性玩具と聞いておりますが、お間違いございませんか?」




「所有課目?せ、せ、せせせせ性玩具……」



「街に入るには奴隷とジャーリア族は、所有者登録と課目登録をしなければならないんです。

課目登録とは、その奴隷やジャーリアが果たすべき主たる役目の事です。

私の登録も出来ましたら、性玩具でお願いしたいのですが?良いですよね?健様」

さらりとルチルがとんでもない事をいう


「ぅぅぅうおーけーい‼」


俺は思った……出来る、今日こそは出来る!しかもルチルを含め3人……

ついに俺のグレートキャノンが火を拭く時が来たぜー!


凄まじく広い宮殿の中央にあるリビング、そのリビングで俺はテントを張っていた、勿論キャンプ等で使うテントではない、ジーパンのフロントテントだ。



「そちらのジャーリアはどういたしますか?」




「へ?ラフィーネの事か?」



「セナやミーシャが健様の所有物になるならば、ご一緒にお願いしたい処ですが、私は年齢的に健様のお相手は不可能でしょう、今まで通りマムールで!」


「マムール、あなたは戦闘ジャーリアだったのですか、そうは見えませんがわかりました」



「マテーィ‼、、俺は何もラフィーネに性的な興奮を覚えてこの様な事を言うのではない!

だが、今のラフィーネの言葉には聞捨てならない言葉があった!

これは俺の名誉に関わる問題なのでもう一度確認しよう!」



「それは大変ご無礼を、どの部分でしょうか?」



「俺の相手が不可能……と言う部分、これは聞き方によると、俺がまるでルチルの様な幼女専門、つまり、ロリータだと言っている様に聞こえる……

確かに俺はルチルの様な幼女にも充分な魅力を感じる…………だが!」


<クワー!!>目を見開いて迫力満点で


「お前の様な清楚な美熟女にも、熟した女にしかかもし出せない、大人の魅力も感じ取る事ができるのだ!」



「……外道……」

侍女がぼそっと呟いた



「何かいったか?」



「いえ、何も」



「なっ……何も私はそう言う意味で言った訳では……

ロリータと言う言葉が何を意味するのか解りませんが、健様は見たところこちらの年齢的に250才程。

私はもう700を過ぎています、歳の差が開きすぎていて、健様にご奉仕するには健様が満足されないだろうと……」


行ける!これは行ける展開だぜ!と……更に畳み込む健


「ほう!それは俺が満足出来るなら、俺の女になると聞こえるが?」


股間をパンパンに腫れ上がらせ、若干前傾姿勢になりながらも畳み込む


『行ったれー!これは最高のス、ス、スチュエーションではないかー!!

熟女にロリ!そしてお楽しみが二人!

ハーーーーーレムじゃーーーーーー!!』



「それは勿論です、セナとミーシャは私の娘と孫娘、親子姉妹孫で同じ主に仕えられ、ましてや性玩具であれば死の心配はございません。

これ程幸福な事が有りましょうか?」



「孫娘、と言う事はどちらかのお母様は?」



「先程隣にいたリーアが私の長女ですよ」



「それならばいっその事、リーアさんも健様に飼育して頂けば、どうですか?健様」



『素晴らしいぞルチル!お前は最高の女だ!ナイスタイミング!ナイスフォロー‼』



「いくらなんでもそこまでして頂く訳に……」



〈クワーーー!!!〉また大きく目を見開いて

「なーにお言っとるのかね君はーーーーーーー!心配ナーーシ‼、、俺に全て任せたまえーー!ウワッハッハッハ!!」



「…………ほ、、、本当に宜しいのですか?……ジャーリア5人を飼育している人間様など、聞いた事が……」



「余計な事は考えんでいい!!」



健は忘れていた、ジャーリア達の食事量を……

ルチルは喜んでいる健を見て、これは良かったと純粋に満足していた……つまりルチルも忘れていた


『これはあれか?親子どんぶりの更に上を行く、あの幻の一家どんぶりかー?』

適当に今名前を考えた健、嬉しそうだ……

『松田健39才!人生初のモテ期到来じゃねーか‼』



「では他3名を登録いたします、全員性玩具登録で宜しいですね?『この人頭大丈夫かしら?』」



「おっ、おぅ!」



「では3名はセナとミーシャが来たら役場に来る様に、主人に衣服の確認をしておきなさい」



「衣服の確認?」


「では、私はこれにて失礼いたします。

これから来る2人は、当家にて性玩具と解るような衣服を着させておりますが、松田様のご要望がありましたらお聞かせください。

ご用意させますので、、、『強い人なのは間違い無いけど、前に聞いた事ある変態性欲者って言葉、、この人みたいな事言うのね』

申し遅れましたが私はこのブライアン家別宅で、侍女長をしております、アンナと申します。

何かございましたらそこの呼び鈴を鳴らして頂ければ、侍女を使わしますのでご遠慮なさらずにお申し付けください」


「あぁ、アンナ、ありがとう!」


二人も深くアンナに頭を下げていた。


「んで衣服の確認て?」


「はい、これは奴隷にも言える事なのですが、所有者がいる!と言うことを他の人間様に解りやすくする為に衣服で表しているんです」



「ラフィーネさん、健様にはまだこの世界の事を詳しくお話ししてないんです。

私を診て下さったおいしゃさまや、宿屋の主様に多少は伺ったようですが、今の部分の所はこの世界の身分制度からお話ししないと駄目だと思います」



「わかりました、それで何かご要望の着物はございますか?多少制限と決まりがございますが」



「セナとミーシャが着て来る物でいいんじゃないか?ただ、一つ、さっきアンナが履いていたあのパンストだけは必ずだ!」



そんな時にセナとミーシャが入って来た


コンコン‼

「失礼いたします、今日よりお世話になります、セナとミーシャです」



「入りなさい!二人とも」



「ハイ、失礼します」


「お婆ちゃん」

「お母さ~ん」



「げ、、激ロリ!」

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