第5話 古代大陸と医者とパンストと・・・
どういう訳か医者は携帯電話を持っていた、まあそれは後で問いただすとして、俺は宿主のセルマさんを探しに厨房までやって来た、女中達が不思議な物を見るような目で俺を見ているが今は気にしない、最も俺も通りすがりや階段でパンツが見えないか太股辺りをガン見しているんだが……
厨房には案の定セルマさんがいた
「あの、ご主人……」
「セルマでいいよ」
「んじゃセルマさん、悪いんだけどキレイな布地と大きめな桶に水を、それとりゅ……」
「全部用意出来てるよ、食事はもう少しかかるけど、やはり君は天空人だったんだね~」
「いや、俺にも何が何だか……あの子も別に知り合いとかじゃなくて」
「まぁ良いから取り敢えずそれを持って先生の所にいきなさい!その後にここに戻っておいで、君にこの国の事、そして伝承を教えてあげよう」
俺はセルマさんにお礼を言いつつ直ぐに医者の処に戻り、頼まれた物を渡した、医者も真剣その物で女の子を治療していたので安心してその場を後にした。
その後俺はセルマさんに自室へと連れて行かれ、話を聞いた。
セルマさんの話してくれた内容、正直俺には信じられなかった、もしこの話しが本当なら……
俺は2万年近く過去にタイムスリップした事になりかねない。
いや、絶対に違う、ここは別世界だ、いくら時を遡っても、過去に魔法があった何て話は聞いた事が……
いや、絶対にとは言い切れないよな、そんな昔の古文献何て俺のいた世界にはほとんど残って無いんだ。
話はこうだ、この国の名前はラ.ムー、ムー大陸にある一つの国家だ。
この世界には幾つか大陸が在るが、ここムーとレムリア、そしてアトランティスの3つの大陸が過去何万年も派遣を争っている。
そして現在ラ.ムーは内戦状態だとの事。
恐らく俺が遭遇した戦もその内戦だったのだろう。
俺の記憶が正しければアトランティスもムー大陸も約1万2千年前に水没している、レムリアについては諸説有るがプレートテクニクスによりムーと分裂したと言う見方が今は大半だ。
そしてどの大陸にも言える事だが、現代文明よりも発展していた……
だがそんな話し正直信じている奴は殆ど居ないだろう。
ロマンチックな話で俺も好んで月○ムーなんかを愛読してはいたが、信じているか?と問われればそれはまた別の話しだ。
時系列的に見ると、この3つの大陸が存在していて、どうひいき目に見てもこの世界の発展は中世以下、そうなると水没寸前の大陸では無い。
もっと前、つまり発達の速度を考えると少なくとも2万年以上は前になる、、、
いや、違うな……この世界には魔法がある、発展のスピードはもっと遅くなるはずだ……
だが、この世界のアンバランス差は何だ?何故かそこいらの女性がパンストを履いている……
そのくせ家電らしき物が無いし、紙も無い!
パンストが発明されたのは確か産業革命後の筈だ。
パンストは良い……
俺はあれ程女性の足を魅力的に見せる物は無いと思う、特に色はベージュだ、あれさえ履いていれば俺は多少ブスでも足を舐めずには……
いやいや、今はパンスト談義はどうでもいいから、、、
それよりも、、、、
そして俺はこの後セルマさんにとんでもない事を聞かされてしまう……
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