第9話準備完了!神様に別れを告げて転生する

 八神 慧 (??) LV117649 ジョブ 無し   

 

  HP 0/0 MP 1942640/1942641


 スキル ステータス Master アイテムボックス Master 鑑定 Master 採取 Master 農業 Master 狩猟 Master 鍛冶 Master 細工 LV47 料理 Master 格闘 Master 気功術 LV32 錬金術 Master 調剤 Master 武具習熟 Master 兵器習熟 Master 力強化 LV75 敏捷強化 Master 魔力強化 LV56 体力強化 LV65 知力強化 LV42 テイム Master 騎乗 Master 木工 Master 漁業 Master 水泳 Master 火耐性 Master 水耐性 Master 風耐性 Master 土耐性 Master 光耐性 LV36 闇耐性 LV42 苦痛耐性 Master 出血耐性 Master 混乱耐性 Master 衝撃耐性 Master 重力耐性 Master 窒息耐性 Master 恐怖耐性 Master 飢餓耐性 Master 睡眠耐性 Master 気絶耐性 Master 体内制御 Master 肉体強化 Master 生命力強化 Master 自己治癒 Master 精神強化 Master 精神統一 Master 瞑想 Master 明鏡止水 Master 無呼吸 Master 不眠不休 Master 方向感覚 Master 空間認識 Master 水流制御 Master 思考制御 Master 殺意 Master 威圧 Master 激怒 Master 鬼神化 Master 怪力 Master 剛力 Master 豪力 Master 火魔法 Master 水魔法 Master 風魔法 Master 土魔法 Master 光魔法 LV65 闇魔法 LV51 重力魔法 Master 回復魔法 Master 空間魔法 Master 時間魔法 LV24 召喚魔法 LV69 多重詠唱 Master 積層魔法陣形成 LV23 属性合成魔法 Master 無詠唱 Master 並列思考 Master 思考加速 Master 魔力制御 Master 魔力支配 Master 魔纏 Master 見切り Master 光合成 Master 空歩 Master 天駆 Master 瞬動術 Master 

 

 加護 至高神の加護 淡水神の加護 天神の加護 地神の加護 沈泥神の加護


 あれから更に50年の時が過ぎた。

 そろそろ精神年齢は90歳に届こうという所まで来たが、毎日が充実しているからか全然気にならない。

 人生は始まっていないが、この生活だけでも十分満足してしまいそうだ。


 「主、何を満たされた顔をしているのです。この世界で貪欲な欲望を切らすという事は、立ち止まると同義ですぞ!....お腹が空きました。林檎を所望します!」


 そうなのだ、ティアマトから聞いた話だが、この箱庭というのは一種の願望器なのだと。

 転生者の想いを読み取り、理想に近づく為に特化されていくらしいのだ。

 普通なら3日間という短い時間の中で、この秘密に気付く者は稀であり、その効果を最大限に生かす事無く転生していくのだと。

 あの竜巻の中で死に続けた経験が教えてくれたのは、強い思いがあれば天井知らずに進化していけるという事だ。


 飯が食えない状況で栄養を取るにはそうすれば良いんだろう?なんて馬鹿な事を考えた成果が、ネタスキルにしか見えない光合成スキルの取得である。コレ使い道あんのか? 


 過去に俺と同じ条件で【準備時間無制限】に当選した者達でも、俺ほど長居している者は居ないらしい。

 途中で満足して転生したり、無事に人生を送れる程度の蓄えをしたら転生していくらしい。

 それに、俺のような特殊な状況にたどり着く事がまず無いというのも確かだろう。


 「大丈夫だよリンキ。俺の理想は遥かな高みにあるんだ。この程度で満足などするものか!今日は奮発して10個食べても良いぞ?」

 

 アイテムボックスからゴロゴロと林檎を出すと、感極まったリンキが嘶くと林檎に噛り付く。

 

 食料、薬、装備品、資源、宝物は中々の量になってきただろう。

 だが、まだまだ大陸全土を賄うような規模には程遠い....野望は果てしなく続くのだ。

 個人の戦闘力は、あちらの世界では上位に食い込める程度にはなったようだが、上には上がいるのだ!俺はまだまだ精進し続けるぞ!



 まだ生きていない俺には加護の効果は分からないが、あっちの世界に行ったら役に立つだろうとの事なので、残りの神様からも加護が貰えるように頑張ろう。

 ティアマトとアスプーは無条件で加護をくれていたので大感謝である。

 ラフムとラハムは一緒に収穫している内にいつの間にか加護が貰えていた。


 生産スキルも育ったので、レアな鉱物や植物を手に入れて装備を量産した。

 鉱山を開拓して、新たな鉱床も見つけたしこれからに期待である。


 薬剤や毒物の調剤も進み、散布型の対軍兵器や対市街兵器まで作り上げてしまった。

 俺は何を目指しているんだろう。別に虐殺したりする気はないんだが、作ってしまった物は仕方ないだろう。うん、仕方が無いのだ。


 【星神アヌ】 【嵐神エンリル】 【生命神エンキ】の3神は全員が絶大な力を持つ神だ。

 それぞれが最高神クラスの力を持つ神は様々な権能を持つ、これから行われるのは与えられる加護を行使する為に、権能の一部を理解する為に....この体を通して直接体験するというものだ。


 断罪の力、星を従える術、嵐を操り雄牛の如き力を振るう術、豊穣・繁殖の力、知識と魔法を操る術を....神が如何に莫大な力を持ち、知識を持っているのかが分かる。

 世界を創り、破壊する事が許される存在とはこういうものなのか。


 理すらも書き換える程の力の行使。

 人が理解出来る範疇の力では無いから、神の権能なのだろう。


 神が歩んだ記憶が力を通して流れ込む、人々を導き、知恵を与え、罪を裁き。

 力を振るった記憶。恵みを与えた記憶。愚かであるが故に愛しくもある。

 人間という小さな存在の守護する神の慈悲を見た。

 


 「「「全ては理解出来まいが、己が上ろうとしている頂の高さが見えたであろう」」」  

 「はい、だからこそ焦がれ燃える物もまた生まれました」

 「「「面白い奴よ、これだから人間を見るのは止められぬな」」」


 【星神の加護】【嵐神の加護】【生命神の加護】を得た。



 

 全神の加護を得た俺は、力を磨き、財を溜め込む事に注力する。

 旅立ちの日まで、この大切な時をかみ締めて過ごそう。

 神と友になるなど普通に生きていればあり得ない事だろう。この巡り合わせに感謝して来世が始まるまでの時間を無駄にしないように、これから一層覚悟を決めて過ごそう。



 これより更に100年の時が流れる。


  八神 慧 (??) LV171050 ジョブ 無し   

 

  HP 0/0 MP 5999441/5699442


 スキル ステータス Master アイテムボックス Master 鑑定 Master 採取 Master 農業 Master 狩猟 Master 鍛冶 Master 細工 Master 料理 Master 格闘 Master 気配察知 Master 気配隠蔽 Master 気功術 Master 錬金術 Master 調剤 Master 武具習熟 Master 兵器習熟 Master 力強化 Master 敏捷強化 Master 魔力強化 Master 体力強化 Master 知力強化 Master テイム Master 騎乗 Master 木工 Master 漁業 Master 水泳 Master 火耐性 Master 水耐性 Master 風耐性 Master 土耐性 Master 光耐性 Master 闇耐性 Master 苦痛耐性 Master 出血耐性 Master 混乱耐性 Master 衝撃耐性 Master 重力耐性 Master 窒息耐性 Master 恐怖耐性 Master 飢餓耐性 Master 睡眠耐性 Master 気絶耐性 Master 毒耐性 Master 麻痺耐性 Master 体内制御 Master 肉体強化 Master 生命力強化 Master 自己治癒 Master 精神強化 Master 精神統一 Master 瞑想 Master 明鏡止水 Master 無呼吸 Master 不眠不休 Master 方向感覚 Master 空間認識 Master 水流制御 Master 思考制御 Master 殺意 Master 威圧 Master 激怒 Master 鬼神化 Master 怪力 Master 剛力 Master 豪力 Master 火魔法 Master 水魔法 Master 風魔法 Master 土魔法 Master 光魔法 Master 闇魔法 Master 重力魔法 Master 回復魔法 Master 空間魔法 Master 時間魔法 Master 召喚魔法 Master 多重詠唱 Master 積層魔法陣形成 Master 属性合成魔法 Master 無詠唱 Master 並列思考 Master 思考加速 Master 魔力制御 Master 魔力支配 Master 魔纏 Master 見切り Master 光合成 Master 空歩 Master 天駆 Master 瞬動術 Master 

 

 加護 至高神の加護 淡水神の加護 天神の加護 地神の加護 沈泥神の加護 星神の加護 嵐神の加護 生命神の加護


 

 よし、準備完了だ。

 テイムした仲間は全員召喚術で呼び出す事が出来るように、契約を結びなおした。

 リンキ以外は元の世界へ送還してある。リンキはこの世界が無くなったら居場所が無くなるので、アイテムボックスに出入り可能にしてクォーツへ連れて行く。


 膨大な資源と作品達を引き連れて異世界へ出発だ。

 可能な備えはした。何処へ飛ばされたとしてもこれで大丈夫だろう。


 「お世話になりました。ここでの時間を心に刻んで来世を生きていきます」

 

 「貴方の来世を皆が見守っていますよ?何を成すも自由ですが、後悔しない様に行きなさい」

 「うむ、達者でな。良き人生に恵まれる事を祈っている」

 「「我々が作り上げた作物が役に立つ事を祈っている」」

 「「戦いはもう大丈夫だろう。あれだけ戦えれば殺される事など無かろう」」 

 「「「力に溺れず、力に振り回されず、己の道を貫くのだ」」」


 「行って来ます!」


 崩壊する世界の中で別れを告げ、新たな戦いへ俺は向かう。

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